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たまねぎの冷凍保存と失敗しない解凍のコツ、活用レシピも紹介

玉ねぎの画像

はじめに

たまねぎは常温での保存が基本ですが、冷凍保存でも長く保存することができます。そこで今回はたまねぎの冷凍保存に絞って保存方法について詳しく見ていくことにします。まずはたまねぎをカットして冷凍保存する方法と、作り置きのおかずにして冷凍保存する方法を紹介します。

そして冷凍保存する際のコツやポイント、解凍の仕方についても解説します。またそのほかの保存方法やおいしいたまねぎの見分け方についても紹介します。

たまねぎの冷凍保存の基本

たまねぎを冷凍保存する場合はゆでたり炒めたりして、加熱調理してから保存しましょう。玉ねぎは生だと酵素の働きにより腐敗が進んでいきます。この酵素は低温下ではその働きも鈍るのですが、日数がたてば徐々に腐敗は進んでいきます。事前に加熱処理することで酵素は壊され、腐敗の進行を遅らせることができます。結果冷凍保存での保存性が増すのです。

たまねぎを調理して冷凍保存

みじん切りにして炒めて冷凍保存

たまねぎにひと手間かけて保存する方法です。あらかじめカットしたり炒めておくと使う時にその工程を省けるので料理の時短にもつながります。まずは玉ねぎをみじん切りにします。そして炒めてから冷凍用保存袋か使うサイズごとにラップに包んで保存します。

さっと炒めれば甘みが増し、あめ色になるまで炒めればうまみとコクが増します。保存は1か月ほど可能です。

炒めたたまねぎを保存袋に入れて冷凍保存

ちなみにたまねぎをあめ色になるまでにはかなり時間がかかります。実際にじっくりと炒めて37分ほどかかりました。これをどうにか短くできないかと思い、いろいろな方法を試してみました。

37分炒めたたまねぎ

まずはレンジで加熱してから炒める方法を試してみました。みじん切りにしたたまねぎをレンジにかけます。加熱はたまねぎ1個で600Wで3分(500Wなら3分40秒)です。この方法で炒め始めたら34分ほどで出来上がりました。

34分炒めたレンジで加熱したたまねぎ

まだまだ結構時間がかかります。そこで今度はできるだけ細かくたまねぎを刻み、それをいったん冷凍保存します。冷凍したら、冷凍のまま炒め始めます。この方法だと24分で出来上がりました。何もしない場合と比べると13分の短縮です。

24分炒めた冷凍したたまねぎ

ちなみにあめ色たまねぎを短時間で作るにはどの方法がおすすめなのかを検証してみたでも詳しく解説しているので参考にしてみてください。

調理方法かかった時間
そのまま炒める37分
細かく刻んで冷凍してから炒める24分
レンジで加熱してから炒める34分

また以下の動画でもあめ色たまねぎを時短方法について検証しているので合わせて参考にしてみてください。

薄切りにしてレンジにかけてから冷凍保存

玉ねぎを薄切りにしてレンジで5分ほど過熱してから冷まして、冷凍用保存袋に入れて保存してもいいです。

たまねぎの薄切りを冷凍保存

たまねぎをペーストして冷凍保存

オニオンペーストの作り方

手間はどうしてもかかってしまいますが、たまねぎをオニオンペーストにしてから冷凍保存してもいいです。オニオンペーストはカレーやミートソースなどに加えれば、コクが増しおいしさが一段も二段もアップします。またオニオンスープのほか、コーンスープ、パンプキンスープやにんじんスープに混ぜてもおいしいです。

作り方はまずはミキサーでざく切りにしたたまねぎをペースト状にしていきます。今回はたまねぎを3つ使いました。たまねぎはペースト状にした方が水分が出て、オニオンペーストをつくる時間の短縮になります。

今回はamazonや楽天市場で人気のフードプロセッサーを購入し、こちらをつかってペースト状にしました。なお購入したものの上位機種だと粗挽きや千切り、スライスなどもできるようですが、ペースト状にするだけでよかったので今回はこちらを購入しました。

パナソニック フードプロセッサー ホワイト MK-K48P
パナソニック

amazonで購入 楽天市場で購入

なおこちらが上位機種です。

パナソニック フードプロッセッサー ホワイト MK-K81
パナソニック

amazonで購入 楽天市場で購入

それでは実際にペースト状にしてみることにします。

たまねぎをざく切りにしてフードプロセッサーに

ペースト状にすると以下の画像のようになります。

たまねぎをペースト状に

次にフライパンに油を大さじ2ほどくわえ、さらにその上からペースト状にしたたまねぎをくわえます。これを強火で炒めていきます。水分があるうちは強火でいいですが、水分が減ってきたら中火から弱火へと徐々に火加減を弱めてください。

ペースト状にしたたまねぎをフライパンに入れる

炒める際は焦げ付かないようにまぜながら炒めます。フライパンの周囲にたまねぎのペーストがなるべく残らないように、中心に木べらでかき集めならがまぜるといいです。端の部分だけ残っていると徐々にその部分だけ焦げ付いてきます。1時間ほど炒めれば以下の画像のようにブラウン色になってきます。

徐々にブラウン色に

さらに根気よく炒め続ければ1時間ほどで茶色いオニオンペーストの完成です。

オニオンペースト完成

オニオンペーストを冷凍保存

オニオンペーストは小分けにして粗熱が取れたらラップをし、冷凍用保存袋に入れて冷凍保存します。これで1ヵ月は持ちます。

オニオンペーストをラップで包んで保存袋で冷凍保存

冷凍したたまねぎのペーストの解凍方法

冷凍した玉ねぎのペーストを冷蔵庫で自然解凍

たまねぎのペーストを冷凍保存すると、下の画像のようになります。これが冷凍保存したたまねぎのペーストです。ペーストに含まれる水分も固まり、カチカチになります。料理に使う際は直接冷凍のまま使っても解凍してから使ってもいいです。

冷凍保存したオニオンペースト

たまねぎのペーストを前日に冷蔵庫に移して自然解凍すると以下の画像のようになります。

解凍したオニオンペースト

冷凍保存したたまねぎのペーストを使ったレシピ

オニオンスープ

オニオンスープ

それでは冷凍したオニオンペーストを使ったレシピを一つを紹介します。今回はオニオンスープです。使う材料は以下の通りです。

レシピ
  • 水 … 4カップ
  • 固形コンソメ … 2個
  • オニオンペースト … 30g
  • 乾燥パセリ … 適量

まずは鍋に水を入れ固形コンソメを入れてから火にかけます。沸騰したら今度はオニオンペーストを加えてよく溶きまぜます。

コンソメスープにオニオンペーストを加える

オニオンペーストがしっかりと溶けたら完成です。

オニオンペーストを溶きまぜる

あとは器にいれて上から乾燥パセリをかけて完成です。手順はオニオンペーストを溶きまぜるだけなので非常に簡単です。オニオンペーストを冷凍しておけば、いつでも簡単に本格的なオニオンスープがいただけます。

たまねぎを作りおきにして冷凍保存

たまねぎのマリネ

たまねぎを作りおきのおかずに調理して冷凍保存しておけば、解凍するだけでいつでも手軽に料理に一品加えることができて便利です。そこでいくつか作りおきレシピを紹介します。まずはたまねぎのマリネです。簡単に作れて冷凍保存で1ヵ月は保存できます。

たまねぎのマリネ

作り方はまずは玉ねぎを薄切りにします。それを塩とオリーブオイルとまぜるだけです。冷凍用保存袋に入れて保存します。使うときは前日に冷蔵庫に移して半日かけて自然解凍させ、そのまま食べてもいいですし、野菜やハムと混ぜてサラダにして食べてもおいしいです。

レシピ
  • たまねぎ … 1個
  • オリーブオイル … 小さじ1
  • 塩 … 小さじ1/3

たまねぎのそぼろ煮

次にたまねぎのそぼろ煮を紹介します。ご飯にかけてもおいしい一品です。保存は冷蔵庫で4〜5日、冷凍庫で2週間です。

たまねぎのそぼろ煮

作り方はまずはたまねぎを1.5cm角に切ります。鍋にごま油を引き、中火で熱してひき肉を色が変わるまで炒めます。次に玉ねぎを加えて炒め、玉ねぎが透き通ってきたら調味料を加えて時々まぜ、汁けがなくなってきたら完成です。

レシピ(4人分)
  • たまねぎ … 400g
  • 鶏ひき肉 … 150g
  • ごま油 … 小さじ1
  • 調味料
    • しょうゆ … 大さじ2
    • 酒 … 大さじ1
    • 砂糖 … 小さじ2
    • 水 … 1/2カップ

たまねぎのコンソメ煮

さらにもう一つ紹介します。こちらは手順が非常に簡単で手軽にできます。保存は冷蔵庫で4〜5日、冷凍庫で2週間です。

たまねぎのコンソメ煮

作り方はまずたまねぎを縦に6等分に切ります。つぎに切ったたまねぎとコンソメの素、水を入れて中火にかけて、沸騰したら弱火にして15分ほど煮て、柔らかくなったら塩・胡椒で味付けして出来上がりです。

レシピ(4人分)
  • たまねぎ … 600g
  • 固形コンソメの素 … 1個
  • 水 … カップ1と1/2
  • 塩、胡椒 … 適量

作りおきの冷凍保存の仕方

作りおきレシピは冷蔵庫で保存するなら容器やパックに入れて保存してもいいですが、冷凍保存する場合は冷凍用の保存袋に入れて平らにして保存するようにしましょう。この方が素早く冷凍出来ておいしさも保てます。解凍するときにわかるようにレシピ名や保存した日付を保存袋に記載しておきましょう。

冷凍保存のコツ・ポイント

保存袋には保存日を記入

たまねぎを冷凍保存する場合は保存袋に保存日の記入を忘れないようにしましょう。冷凍保存では長期保存ができるのでついつい使ってしまうのを忘れがちで、後になっていつ保存したのかわからなくなることがあるからです。保存日を記載しておけばいつでも保存日を確認することができます。

ジップロックの日付記入欄

ちなみに冷凍用保存袋といえばジップロックが有名ですが、こちらはあらかじめ保存袋の表面に日付や保存する食材名を記入する欄がプリントされています。ジップロックはS、M、Lとサイズがあり、スーパーやドラッグストアなどでも売っていますが、ネットでまとめて購入することもできます。

ジップロック フリーザーバッグ
旭化成ホームプロダクツ

amazonで購入 楽天市場で購入

保存袋の空気はしっかりと抜く

冷凍用保存袋を使って保存するときは、保存袋内の空気をしっかりと抜くことが大切です。雑菌は空気に触れることで増えやすくなるので、たくさんの空気が残っているとその分雑菌も増え、食材の痛みも早くなります。

空気を抜くコツは保存袋に下に食材を寄せ、ジッパーを少し開いた状態で折りたたんで、空気を押し出してから最後ジッパーを閉じるといいです。

薄く平らにして保存する

食品の冷凍で大事なのはいかに早く冷凍するかですが、そのためにも保存する際は食材をなるべく薄く平らにして保存しましょう。こうすると素早く均一に冷凍することができます。また解凍時の時間も短縮することができます。

金属トレイにのせて保存

冷凍保存で大事なのは素早く冷凍することです。早ければ早いほぞ素材へのダメージも少なくなり鮮度を保ったまま保存できます。そこで使うのが金属トレイです。金属トレイは熱伝導率が高いので素早く素材から熱を奪うことができます。金属トレイの上に玉ねぎを入れた冷凍用保存袋を置き冷凍し、凍ったら金属トレイを取り出しましょう。

金属トレイの画像

たまねぎの解凍の仕方

冷凍した玉ねぎはカレーや煮込み料理で使う場合はそのまま加えてもいいです。ハンバーグやオムレツの種として使う場合は、前日の夜に冷蔵庫に移して半日置いて自然解凍するといいです。時間がないときは電子レンジの解凍キーまたは強さを「弱」で解凍するといいでしょう。

電子レンジの解凍キー

冷凍保存の温度は何度?

そもそも冷凍庫の温度はどのくらいなのでしょうか。冷凍庫の温度はマイナス18度に設定されています。冷蔵庫の温度が5度から0度です。食材を完全に凍らすために0度近辺ではなくマイナス18度に設定されているわけです。製品によっては急速冷凍させるためにマイナス30度に設定されているものもあります。

たまねぎのその他の保存方法

たまねぎは基本は常温保存

たまねぎは通常常温で日が当たらず風通しのいい場所で保存します。かごに入れて保存したり、ネットにいれて吊りかけて保存したりします。通常2ヵ月ほど保存できます。暑い時期は冷蔵庫で保存して2か月ほど保存が可能です。新たまねぎや赤たまねぎは水分が多いのでそれほど日持ちしません。新聞紙に包んで1週間ほど保存できます。

漬物にして保存

玉ねぎは他にもみじん切りにして果実酢のワインビネガーにつけて冷蔵庫に保存しても2週間ほど保存できます。サラダドレッシングに加えたりポテトサラダにかけて食べてもいいです。他にもみじん切りにしてたまねぎの分量の2%ほどの塩をかけてビンにいれて冷蔵庫に保存しても2週間ほど保存できます。

使うときはスープや炒め物に加えるといいでしょう。たまねぎの保存方法全般についてはたまねぎの保存方法と保存期間、長持ちのコツで解説しています。

ちなみに以下の動画では実際に新聞紙で包んでポリ袋に入れて保存する方法の効果を検証しています。併せて参考にしてみてください。

おいしいたまねぎの見分け方

たまねぎの冷凍保存だけではなく、おいしいたまねぎの見分け方についても紹介します。玉ねぎはまずは角ばってなくて丸っこいもの、外皮に傷がなく、つやのあるもの茶色のものを選びます。首の部分が細くてしまっていて、目などが出ていないものが良品です。

皮に傷がなくつやがあり乾燥しているたまねぎ

手に取ってみてしっかりと重みがあり頭の部分がさわっても凹まないもの、全体的にしっかりと身が締まって固いものを選びます。詳しくはおいしい玉ねぎの見分け方・選び方で解説しています。

また下の動画でもたまねぎの見分け方・選び方を解説しているので合わせて参考にしてみてください。

参考書籍
節約&かんたん冷凍保存大事典
からだにおいしい野菜の便利帳
もっとおいしくながーく安心 食品の保存テク
野菜おかず作りおきかんたん217レシピ

最終更新日 2020/01/07

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この記事を書いた人

kain

kain

生活知恵袋管理人のkainです。2002年より当サイトを運営。野菜を中心に食品に関する見分け方や保存方法などを、実際の検証とともに解説した記事を多数執筆。光熱費や水道代の節約、衣服や住まい、掃除に関する豆知識も紹介。

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