生のトマトから作るトマトソースも絶品ですが、トマト缶から作ってもうまいのでしょうか。気になったので今回は生のトマトとトマト缶の両方でトマトソースを作ってみて味や食感がどのくらい違うのかを検証してみることにします。
さらに作ったトマトソースでトマトソースパスタを作ってみてどちらがおいしいのかも検証します。
まずは今回の検証で使うトマト缶です。こちらは業務スーパーで購入したカットトマト入りのトマト缶です。
容量は固形量が240gで全体総量は400gです。
重さを計ってみたところ460gでした。
缶の重さが57gだったので差し引けばほぼ記載通りの重さでした。
価格は税込みで116円でした。容量的には大きめのトマトが2個分ぐらいの量なので、これで116円ならかなり安いと思います。
ふたを開けた中はこんな感じです。
スプーンですくうとこのようにカットしたトマトと泥っとした液体が入っています。ちょっと軽く食べてみましたが、味の方は酸味はそこまでありませんでした。
ただトマトの味や風味、コクはしっかりあってとくに変な味もしませんでした。固形物は入っていますが、味自体は100%果汁のトマトジュースに近い気がします。
それでは実際に生のトマトとトマト缶でそれぞれトマトソースを作ってみることにします。まずは使う材料です。
生のトマトを使う場合は、まずは鍋でお湯を沸かします。その間トマトの反対側に包丁で十字に切り目を入れます。
沸騰したら穴あき杓子などに乗せて熱湯に20秒ほどつけます。
あとは冷水に浸ければ皮が簡単にむけます。
皮をむいたら細かくざく切りにします。
たまねぎは皮をむいてみじん切りにします。にんにくもみじん切りにします。
フライパンにオリーブオイル大さじ3を入れて中火にかけ、にんにくとたまねぎを入れて炒めます。
たまねぎの色が変わってきたらざく切りにしたトマトとコンソメ顆粒小さじ2を入れて混ぜ炒めます。
焦げないように途中まぜながら14分ほど煮込みます。このぐらいに詰まったら塩小さじ1/3加えてさっと混ぜ合わせて出来上がりです。
トマト缶を使う場合はトマト缶1缶をそのまま全部使います。たまねぎの色が変わってきたらトマト缶の中身を投入します。さらにコンソメ顆粒小さじ2も加えて混ぜ合わせます。
こちらもこのまま中火で煮詰めていきます。こちらは9分ほどでしっかり煮詰まりました。缶の状態ですでにドロッとしているのでこちらの方が短時間で済みます。
それではそれぞれのトマトソースを食べ比べてみることにします。まずは生のトマトで作ったトマトソースです。少し色が薄めです。食べてみたところトマトの味や風味、酸味もしっかりあっておいしかったです。
一方こちらはトマト缶で作ったトマトソースです。色はこちらの方が赤が濃いです。食べてみたところこちらは酸味はそれほどなくて、トマトの味や風味が濃厚な感じがします。
2つを食べ比べてみた感想は味の特徴は生のトマトの方は酸味がしっかりしていて、トマト缶の方は味や風味がやや濃厚な感じがしました。ただそれぞれ味の特徴は異なりますが、どちらも美味しかったです。
つぎにこのトマトソースを使ってトマトソースパスタを作ってみます。こちらのトマトソースはトマト400gで作っていてパスタにする場合は2人分の量になります。
まずはパスタを茹でます。鍋に水と塩を水1リットルに対して大さじ1入れて火にかけます。
沸騰したらパスタを入れて13分茹でます。ゆでたらパスタを取り出します。
次にフライパンに作っておいたトマトソースを入れます。そこにパスタのゆで汁を大さじ3加えて火にかけます。
トマトソースが温まったらバジルの葉を2g分ほど入れてさっと混ぜ合わせたら火を止めます。
ここに茹でたパスタを2人分を加えてよく混ぜ合わせたら出来上がりです。
こちらは生のトマトで作ったトマトソースパスタです。食べてみたところトマトの味や風味、酸味がよく効いていてかなりおいしかったです。
こちらはトマト缶で作ったトマトソースパスタです。食べてみたところ酸味は弱いですが、トマトの味や風味が濃厚でこちらもおいしかったです。市販のトマトソースパスタはこちらの方が味が近いかなという気もします。
2つを食べ比べてみましたが、どちらも味の特徴がちがいますがそれぞれおいしかったです。トマトの酸味好きとしては生のトマトで作った方もよかったし、市販の味に近い感じもするトマト缶を使った方もよかったです。
今回の検証についてはこちらの動画でも取り上げているので、よかったら合わせて参考にしてみてください。
今回はトマト缶を使ってもトマトソースパスタがおいしく作れるのかどうかを検証しました。味の特徴は生のトマトとトマト缶では違いがありましたが、どちらも美味しくいただけました。
ただトマト缶の方は湯むきの手間がかからず、煮詰める時間も生のトマトに比べると短くて済むので、手間をかけずに作りたいならトマト缶で作るのもいいです。
ただそれぞれで味の違いが結構あるので、できれば両方作ってみてほしいところです。