HOME > 食材の加熱調理の疑問 > とうもろこしの茹で時間は3分、5分、10分でどれが正解?検証したら意外な結果に!
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とうもろこしを茹でるときに気になるのはどのくらいが一番おいしく仕上がるかどうかです。そこで今回は3分、5分、10分とゆで時間を変えて茹でて見て、どれが一番味や食感がいいのかを食べ比べてみることにします。
今回は皮付きのとうもろこしを買ってきました。まずは皮をむいていきます。皮をむくときは1、2枚残して全部むかないようにしてください。皮を残したほうが味や栄養の落ちを抑えることができるそうです。
次に鍋に茹でる分のとうもろこしを入れ、その上から水を注ぎます。こうすればどのくらいの量の水がいるのかがわかります。今回は2.2リットルほどの水を注ぎました。
あとはとうもろこしをいったん取り出します。ここに水1リットルに対して大さじ1の塩を加えて火にかけます。
沸騰したらとうもろこしを加えて茹でていきます。
この際とうもろこしが浮いてこないようにこのように落し蓋をのせておきます。これで3分、5分、10分と茹でていきます。
ゆであがったらこのようにざるにあげ10分ほど置いておき、粗熱でしっかりと火を通します。
こちらは3分茹でたとうもろこしです。見たところは火がしっかり通っているように見えます。
こちらはカットしたものです。食べてみたところ3分でも意外にも結構火は通っていました。ただまだ味の方は大分生っぽさも残っています。
食感も粒の付け根付近までしっかり柔らかくなっていない感じです。食べれないことはないですが、まだ火の通りは不十分といった感じでした。
こちらは5分茹でたとうもろこしです。こちらも見た目はしっかり火が通っている感じです。
こちらもカットしてみました。食べてみたところこちらはしっかりと火が通っていてとうもろこしの甘みもよく出ていておいしかったです。
食感もみずみずしくてジューシーでよかったです。5分も茹でればしっかりとおいしくいただけるようです。
最後は10分茹でたとうもろこしです。こちらはしっかり水分を吸って実が膨らんでいる感じがします。
こちらもカットしてみました。食べてみたところ味に関しては5分のものとそんなに変わらなくて甘くておいしかったです。ただ食感の方はこちらは5分よりもみずみずしくてよりジューシーに感じました。
さらにこちらは全体的にしっかり柔らかくなっていたのに対し、5分の方は粒の付け根のあたりが少し柔らかさが物足りない感じがしました。
3つを食べ比べて見た結果は3分でも意外にも火は結構通っていましたが、生っぽさも残っていました。正直長くゆですぎると味や食感が落ちるんじゃないかと思っていたので、5分ぐらいが一番おいしく仕上がるのではと思っていました。
確かに5分でも十分に甘みが出ていて食感も適度にみずみずしくてよかったのですが、10分でも味はたいして変わりませんでした。
むしろ10分茹でたものはよりみずみずしくて、ジューシーで、粒も付け根の方まで柔らかくて食感は一番よかったです。なので一番よかったのは10分茹でたものでした。
星で表すなら3分が星2なら5分は星4.4、10分は星5といった感じです。それぞれの味や食感の違いをまとめるとこんな感じです。
ちなみに今回の検証については以下の動画でも取り上げているので、併せて参考にしてみてください。
今回はとうもろこしを茹でるならゆで時間は3分、5分、10分のどれが最適なのかを検証してみました。結果は味や食感で10分茹でたものが最もよかったです。なのでとうもろこしを茹でるならゆで時間は10分がおすすめです。