HOME > 料理の便利グッズが本当に使えるかを検証 > ダイソーのレンジでだし巻き卵って本当にうまいの?卵焼き器で作っただし巻き卵と食べ比べてみた!
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ダイソーの「レンジで簡単だし巻きたまご」という商品をご存じでしょうか。こちらはだし巻きたまごが電子レンジで簡単に作れるそうです。ただ気になるのは本当においしく作れるのかどうかです。
そこで今回はダイソーのだし巻き卵焼き器で作っただし巻きたまごと、卵焼き用のフライパン「卵焼き器」で作っただし巻きたまごを実際に食べ比べてみて、味や食感に違いはないのか?どちらがおいしのかを検証してみることにします。
まずはこちらが今回購入したダイソーの「レンジで簡単だし巻きたまご」です。価格は税込み110円でした。便利グッズもこの値段ならダメもとでもいいから試してみようという気にもなります。
手に取るとこんな感じです。パッケージにはお弁当や朝食といった文字も見られます。
袋から中身を取り出してみるとこんな感じです。内と外で2つのプラスチック製の容器が重なっているようです。
底は波うった形状をしています。どうやらこれがだしまき卵の型に利用されるようです。
内側の黄色の容器は容器の長さが少し短くて、このように重なった状態だと半透明の容器との間に少し隙間ができます。おそらくこの隙間を利用してだし巻き卵を作るのだと思われます。
また黄色の容器の底もこのように波の形状をしています。これもおそらく型として利用するものと思われます。
次にこのように固定されてるフラップを外して半透明の容器から黄色の容器を取り出してみます。どうやらこちらの商品はこの2つの容器からなるようです。
それでは実際にこちらの商品を使ってレンジでだし巻き卵を作ってみることにします。作り方についてはパッケージにこのように詳細に記載されています。今回はこちらの内容通りに作ってみることにします。
まずは半透明の容器に卵1個と大さじ1の水を加えます。
これを白身を切るようにして箸でよくかき混ぜます。勢いよく混ぜると液が飛び散るので注意が必要です。
これをこのままレンジで加熱します。加熱時間は500Wで40秒です。蓋やラップなどは特にしないでいいようです。
こちらは40秒加熱した状態です。部分的に少し固まりかけている所もありますが、基本的にはまださらさらとした液体です。
ここにだしの素小さじ1/3を加えてよくかき混ぜます。これをこのままレンジで500Wで40秒加熱します。
今度はこのように一気に固まって膨らんでふわふわとしただし巻き卵になりました。最初の40秒の時はちゃんとできるのか心配でしたが、追加の40秒でここまでしっかり膨らんだのは驚きでした。
ここでやっと黄色の容器の登場です。こちらの容器はだし巻きたまごの形を整えるのに使います。ふんわりと膨らんだだし巻き卵の入った半透明の容器にこちらの黄色の容器を入れ、膨らんだだし巻き卵を抑えていきます。ちょうどこんな感じです。
あとは上部のフラップをハメて外れないように固定します。このまま1分置いておきます。
黄色の容器を外してみるとこのように大きさ的にもだし巻き卵のようなサイズになっています。また表面にはすのこで巻いたようなだし巻きたまごの型も付いています。
やはり半透明の容器の底や黄色の容器の底についていた波状の形状は、だし巻きたまごの仕上がりの表面の型をつくるのに使っていたようです。
さらに取り出すとこんな感じです。プルプルとしていて見た目も完全にだし巻きたまごそのものです。
カットするとこんな感じで、中もしっかりと火が通っているのがわかるかと思います。
見た目的には文句ない仕上がりですが、気になるのは味や食感の方です。いかに見た目がよくてもおいしくなければ意味がありません。そこで実際に食べてみることにします。
正直レンジで作れるアイデアグッズで味や食感は二の次なんじゃないかなとあまり期待していなかったのですが、食べてみたら普通にだし巻きたまごの味と食感で驚きました。
レンジでここまでできるのかと感心した次第です。おそらく最後の黄色の容器で押さえて形を整えたのがちょうどいい食感に仕上がった要因なんじゃないかなと思いました。
とはいえやはり通常通り卵焼き用のフライパン「卵焼き器」で作っただし巻きたまごと比べると劣るんじゃないかなと思い、こちらも実際に作って食べ比べてみることにしました。
卵焼き器で作る場合は卵1個だと少ないので、卵を2個使い、あとはレンジで簡単だし巻きたまごと同じように水を大さじ2、あとだしの素を小さじ2/3加えてよく混ぜます。
次に卵焼き器に油を引いて火にかけます。
温まったら弱火にして溶いた卵を3分の1ほど流し入れます。
表面に火が通ってきたら上からフライ返しで返しながら前にたたんでいきます。
手前までたたんだら奥にスライドさせ、さらに残りの溶き卵3分の1を加えて同じように火を通し、フライ返しで返してたたんでいきます。
あとはこれをもう1回繰り返して合計3回焼いてたたんでを繰り返して出来上がりです。
こちらが出来上がっただし巻きたまごです。
こちらはカットしたものです。こちらは断面が層になっているのがわかるかと思います。
レンジで作っただし巻き卵と並べるとこんな感じです。断面の違いがよくわかるかと思います。
気になる味の方ですが食べてみたところ同じ味付けなので、味は特にレンジのものと変わりませんでした。食感は層になっている分空気なども含まれていて、レンジで作っただし巻きたまごに比べるとややふんわりとした食感です。
2つを食べ比べてみた結果は味の方は両者に特に違いはありませんでした。食感の方はふんわりとしている分卵焼き器で作ったほうがよかったです。ただレンジの方もふんわりさは若干落ちますが、全然おいしく食べれるレベルです。
星で表すなら卵焼き器の方が星5なら、レンジの方は星4.5くらいです。正直お弁当で少量必要な場合や、朝バタバタしていて朝ご飯用にレンジだけで簡単に調理したい場合はこちらでも全然ありだと思います。そのぐらいレンジの方も十分においしかったです。
ちなみに「レンジで簡単だし巻きたまご」ですが1度に卵1個分しか作れないのは、たくさん食べたいときには少し物足りない気もします。そこで卵を2個使って加熱時間も倍にして作ってみました。
こちらもまずはレンジで40秒の倍の1分20秒加熱します。こちらは少し長めの加熱時間のせいか、少し固まりかけた部分もありましたがまだ全体的にはサラサラです。
ここにだしの素を加えてよくかき混ぜてからさらに1分20秒加熱します。
こちらはレンジのガラス越しに見たのですが、終わりごろにかけてだいぶ卵が膨らんでいて、容器の3分の1くらいがはみ出してごぼれそうなくらい膨らみかけました。
ただ加熱が終わるとそこから徐々にしぼんでいき、このぐらいの大きさになりました。量的にも卵は2個が限界な気がします。
こちらも黄色い容器を入れて押さえて形を整えます。大体1個分の時の倍ぐらいの高さまで抑えて、その状態で手で押さえて固定して1分待ちます。
こちらが出来上がったものです。
取り出すとこんな感じです。ちょうど1個の倍くらいの高さに仕上がりました。
こちらを4等分にカットするとこのように中までしっかりと火が通っています。
食べてみたところ味は特に変わりませんが、食感が1個の時と比べるとしっとり感がやや弱くて、若干パサっとした感じになっていました。やはり加熱時間が長くなってしまうと食感も変わってしまうようです。
こちらの商品は1個作るのに適した形や時間に計算してつくられているのだと思います。なので一度に2個分作るのではなくて、2回に分けて1個ずつ作ったほうがよさそうです。
ちなみに今回の検証についてはこちらの動画でも取り上げているので、合わせて参考にしてみてください。
ここまでダイソーのレンジでだし巻き卵器を使ってだし巻き卵を作ってきましたが、さらに具材を入れて作ってみてもおいしく作れるのかどうかを検証してみることにします。
まずはチーズ入りだし巻き卵です。使うのはこちらのとろけるスライスチーズです。
まずは卵を溶いて40秒加熱し、だしの素を入れてかき混ぜるまでやります。
次にスライスチーズを半分にカットし、このように2つにおります。
これをといだ卵の中に入れます。
あとはレンジで残り40秒加熱します。加熱したら黄色の容器をかぶせて両サイドを止め、1分待ちます。
こちらは出来上がったチーズ入りだし巻き卵です。少しチーズが漏れていますが比較的奇麗に仕上がっています。
半分にカットするとこんな感じです。中からチーズがトロっと出てきています。
これはこれで美味しかったのですがもう少しチーズが欲しいかなという気もします。そこで今度はスライスチーズ半分ではなくてこのように1枚を4つ折りにして入れてみました。
こちらはチーズが増えて全体の量も結構増えるので、残りのレンジでの加熱時間は40秒ではなくて50秒加熱しました。
黄色いふたで押さえる際は両サイドでとめるぐらいに押し込んでしまうと中身が漏れ出てしまうので、このように少し隙間をあけて手で押さえて1分待ちます。
こちらは出来上がったものです。取り出す際にこのように中からチーズが漏れ出てしまいました。
おそらくチーズの量が多いので容器に入れた際に底までついてしまい、チーズが中心におさまらないで、溶けて外に出てしまったのだと思われます。
カットしてもこのようにやや形が崩れチーズも漏れ出てしまっています。
ただ漏れたチーズも箸で簡単にすくえるので、だし巻き卵の上にのせるといいです。
食べてみましたが、チーズの量が多いので、チーズの味がしっかりと効いていて、それがだし巻き卵ともよくあっていてかなりおいしかったです。形は崩れてしまいますが、味ならこちらの方がおすすめです。形が崩れるのが気になるならチーズは半分だけ使うといいです。
次は刻んだ細ねぎ、小ねぎを入れただし巻き卵を作ってみます。まずは細ねぎ1本をこのように小口切りにします。重さにすると6gほどです。
つぎにこちらも溶き卵を40秒加熱してだしの素を入れて混ぜます。ここに小口切りにした細ねぎを加えて軽く混ぜます。あとはこちらをレンジで40秒加熱します。
加熱したら黄色の容器を入れて両サイドを止めて1分待ちます。
こちらは出来上がったものです。ネギが少し外側によってしまっていますが、形はきれいに仕上がっています。
カットするとこんな感じでねぎは外側によってしまっています。ただ食べてみたところだしの味とネギがかなりあっていて、思っていた以上においしかったです。こちらもおすすめです。
最後は明太子を入れただし巻き卵を作ってみます。こちらも同じように溶き卵を40秒加熱してだしの素を入れて混ぜます。そこに明太子を小さじ1ほどいれます。
これをレンジで40秒加熱します。あとは黄色の容器で押さえて両サイドを止めて1分待ちます。
こちらは出来上がったものです。
カットするとこんな感じで明太子が下の方に寄っています。食べてみたところ明太子とたまごがよくあっていておいしかったです。
ちなみにこちらの3品については以下の動画でも詳しく紹介しているの併せて参考にしてみてください。
今回はダイソーの「レンジで簡単だし巻きたまご」で本当においしいだし巻きたまごが作れるのかどうかを検証してみました。結果は予想外でレンジでもちゃんとだし巻きたまごがおいしく作れました。
卵焼き器で作ったものに比べると少しふんわり感は落ちますが、それでも十分おいしかったです。お弁当で少量だし巻きたまごが欲しい時や、卵1個で手軽にだし巻きたまごを作りたいときには全然ありだと思います。