HOME > 料理の便利グッズが本当に使えるかを検証 > ダイソーのとき卵名人って使えないの?箸や泡だて器で混ぜるのとどちらがいいのか検証してみた!
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100円ショップのダイソーで「とき卵名人」という変わった商品を発見。どうやらとき卵がムラなくきれいで簡単に作れる商品のようです。
ただ本当に使えるのか気になったので、今回実際に箸や泡立て器で溶き卵を作るのとどちらがいいのか検証してみました。
まずはこちらの商品の価格です。価格は110円(税込)でした。ダイソーで売られている一般的な商品の価格になります。ダイソーにはこのほか220円や330円、550円といった商品も売られています。
次にこちらの商品を詳しく見ていきます。パッケージには誰でも簡単にむらなくとけると記載されています。
さらに卵かけご飯やだし巻き卵、お菓子作りなどとき卵の用途も記載されています。
裏面には使用上の注意などが記載されています。
袋から取り出すとこんな感じです。かき混ぜる部分は穴が4つついていて、この部分を通すことで卵を効率的にかき混ぜることができるよう計算されているようです。
こちらの商品はこのように先の方が細くなっていて、上に行くにしたがって太くなる形状をしています。
さきが細いことですっと卵に入っていき、かき混ぜやすくなっているようです。
このように卵を溶き交ぜるのにこだわった形状になっています。
それでは実際にこちらの商品で卵を溶いてみることにします。使い方は器に沿わせて揺らすだけと書かれていたので実際にそのようにしてといていきます。
30秒ほどといてみましたが、結構とけてきてはいますが白身はまだ結構大きいのが残っています。
次は箸で30秒間とき混ぜてみます。
こちらがといたものですが、結構混ざっていますがやはりまだ大きな白身がのこっています。
最期は小さめの泡だて器でとき混ぜてみます。
こちらも白身は残っていますが、ほかの2つに比べるとまだ小さめです。
とき卵名人の効果が箸とあまり変わらない感じだったのは正直意外でしたが、もしかしたら30秒だと差が出にくいのかもしれません。
そこでさらに30秒とき混ぜてみました。こちらは合計で1分とき混ぜたものですが、30秒の時よりも白身は小さくはなっていますが、まだだいぶ残っています。
こちらは箸で合計で1分とき混ぜたものです。こちらも30秒よりはましですがまだ白身が残っています。
こちらは泡だて器で合計1分とき混ぜたものです。こちらは白身ももうかなりなくなっています。
3つを並べてみるとこんな感じです。左の箸で混ぜたものと右のとき卵名人で混ぜたものは正直あまり差はないです。一方で真ん中の泡だて器で混ぜたものは白身もほぼなくきれいに混ざり合っています。
結果としては箸で混ぜるのもとき卵名人もあまり差はありませんでした。一方で泡だて器は白身もしっかり混ざり合って一番きれいに混ざり合いました。それぞれの結果をまとめるとこんな感じです。
それぞれといた卵ですがこちらを使って卵焼きを作ってみることにします。このように油をひいたら弱めの中火で火にかけます。とき卵を入れて火が通ったらこのように返していきます。
こちらが出来上がったものです。光の反射で少し見えにくいですが、左の箸でといたものと右のとき卵名人でといたもので作った卵焼きはどちらも所々白身の部分がみえます。一方で真ん中の泡だて器でといたものは色も全体的に均一できれいです。
カットした断面を並べるとこんな感じです。左の箸でといたものと右のとき卵名人でといたものは、どちらも白身の部分がはっきりと見えます。一方で真ん中の泡だて器でといたものは均一な黄色をしています。
食べ比べてみましたが、味についてはほとんど差はありませんでしたが、若干泡だて器でといたものが滑らかな感じはしました。
今回の検証についてはこちらの動画でも取り上げているので、合わせて参考にしてみてください。
今回はダイソーのとき卵名人が本当に使えるのかどうかを検証しました。結果は箸でかき混ぜるよりも若干ましかなという気もしましたがほとんど差はありませんでした。
このぐらいの差ならわざわざ買う必要もないかなという気がします。一方で小さめの泡だて器でといたものは白身もしっかり混ざり合っていました。
小さめの泡だて器はダイソーなどでも安く売られているので、卵をしっかりときたいなら、とき卵名人よりもこちらをお勧めします。