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HOME > いろはに香辛料 > ミントの使い方、香りや味、効能、よく合う料理は?



ミントの使い方、香りや味、効能、よく合う料理は?



ペパーミント


ミントとは



ミントはすっと鼻に抜けるようなさわやかな清涼感が特徴で、古くから利用されてきたハーブの一つです。ミントにも大きくペパーミント、スペアミント、クールミント(ハッカ)の3種類があり、それぞれで味や香りにも違いがあります。まずはミントの原産地や名前の由来、ペパーミント、スペアミント、クールミントそれぞれの違いについて見ていき、ミントの味や香りの特徴、ミントハーブティーの作り方などについて詳しく見ていきます。




ミントの紹介



ミントの原産地

ミントは、アジア東部、地中海沿岸、ヨーロッパが原産地です。ミントは古くから世界各地で使われてきたので、正確な原産地については特定するのは難しいです。ミントはしそ科の多年草になります。主に葉の部分を利用します。ミントは食事に利用されるほか化粧や香水、歯磨き粉などでも使われています。

ミントの名前の由来

ミントの名は、ギリシャ神話にでてくる死者の世界の神ハーデスに寵愛された妖精、ミント(メンタ)に由来します。しかしハーデスの妻ペルセフォネの嫉妬から様々な嫌がらせを受け、自ら植物に姿を変えてしまったと伝えられています。あの清涼感のある香りは自ら周囲にその存在を知らせているのだといわれています。

日本でははっかと呼ばれていますが、目が疲れた時にまぶたにこすりつけると効果があったことから「めぐさ」、「めはりぐさ」などとも呼ばれていました。

ミントの種類

ミントは生育に強い反面、交雑しやすいのが特徴で、非常に多くの変種があります。その数は500種類を超え、栽培種だけでも約20種類あり、それぞれで形状も微妙に異なります。ミントの名称もアップルミントやジンジャーミント、オレンジミント、パイナップルミントなど香りの特徴から付けられたものも多くあります。

ミントの分類

ミントは精油の性質や用途などから分類が可能で、和種はっか(クールミント)、ペパーミント、スペアミント系の大きく3つに分類できます。日本では和種はっかやペパーミント系がよく利用されてきました。以下はペパーミントの画像です。ペパーミントについてはペパーミントの使い方、味や香り、効能、よく合う料理は?でも詳しく解説しています。

ペパーミントの葉、ホール

一方欧米ではミントと家いえばスペアミントというほどスペアミントの方がよく親しまれてきました。以下はスペアミントの葉ですが、ペパーミントとスペアミントでは葉の形もずいぶん違います。ペパーミントは比較的平らな葉ですが、スペアミントは細かい凹凸のある葉の形をしています。スペアミントについてはスペアミントの使い方、味や香り、効能、よく合う料理は?でも詳しく解説しています。

スペアミントの葉、ホール

ミントの分類

ミントの使う部位

ミントは葉がよくつかわれますが、ミント全体に精油が含まれているので茎も使われます。

特徴解説
学名Mentha spp
名称ミント mint(英)、メンサ menthe(仏)、はっか(日本)
語源ギリシャ神話の妖精メンタ(ミント)
原産地アジア東部、地中海沿岸、ヨーロッパ
種類しそ科ハッカ属の多年草
草丈10cm〜1m
使う部位葉、茎



ミントの味や香りの特徴



ペパーミントは清涼感が強い

ミントは種類によって主成分が異なります。和種はっかやペパーミントの主成分はメントールです。メントールはさわやかな清涼感のある香り、刺激的な風味があるのが特徴です。

スペアミントは穏やかな清涼感

一方スペアミントに含まれるメントールの量はわずかで、主要香気成分はカルボンです。カルボンは清涼感はメントールに比べると弱く、やや青臭く感じられます。ただしスペアミントは清涼感が穏やかな反面ほのかな甘みがあります。

生の葉と乾燥した葉の違い

生の葉と乾燥したものでは、どちらも清涼感がありますが、乾燥したものにはスカスカ感が、生の葉にはほのかな甘い香りがあるのが特徴です。また強い殺菌作用もあるので口臭の予防などにもりようされます。

特徴解説
和種はっか、ペパーミントすっと鼻に抜けるさわやかな清涼感
スペアミント清涼感は弱く、青臭さがある、ほのかな甘みがある



ペパーミントとスペアミントの使い方



ペパーミントは歯磨き粉や薬用に

ペパーミントやはっかはメントールが多く、鼻に抜けるような清涼感があります。このためガムや歯磨き粉などによく使われます。またメントールには殺菌・防腐、鎮痛作用などがあり、ヨーロッパで薬用で利用されているミントのほとんどはペパーミントです。

スペアミントはお菓子や飲料に

一方スペアミントはメントールの量はそれほど多くはないので清涼感も穏やかで、ほのかな甘みも有ります。主張が穏やかなので料理とも合わせやすく、酒やお菓子などの料理でよく使われます。



ミントの料理での使い方



スペアミント

料理によってミントを使い分ける

ミントの風味は砂糖と良く合うので、お菓子などに利用されます。また肉料理や野菜料理などでも使われています。ハーブティーとしても有名で、殺菌作用や鎮静作用、眠気覚ましなど様々な効果があります。ミントは生の葉を使うのか乾燥した葉を使うのか、精油をアルコールに溶かしたエッセンスを使うのかで合う料理が変わってきます。

生の葉の用途

まず生の葉は悪臭成分や苦み成分が含まれていて嗜好性が高いので、使う場合は少量でサラダに加えたり、ケーキやアイスクリームに添えて利用します。ソースの香りづけにも利用されます。ハーブティーにすれば葉は食べずに芳香だけを楽しむことができます。ミントはこのほかバターやゼリーに加えてミントゼリーやミントバターなどに利用されます。

また生の葉をつぶしてホイップクリームに入れたり、チョコレートムースに入れたり、シャーベットに加えたり、トマトの上に散らしてみてもいいです。

ジャンル料理名
野菜料理サラダ
お菓子ケーキ、アイスクリーム、ゼリー、ホイップクリーム、シャーベット
乳製品ミントバター

乾燥した葉とエッセンシャルの用途

中東や地中海沿岸、ヨーロッパではマトンやラムを使った料理にもミントは利用されますが、この場合は乾燥した葉を使います。カクテルや甘い飲み物に添えてもいいです。ミントの清涼感は砂糖の甘味ともよく合うのでドロップやキャンディー、ゼリーなどのお菓子にもよく使われます。この場合はエッセンシャルが安いのでよく使われます。

ジャンル料理名
肉料理ラム肉、マトン肉料理(乾燥葉)
お菓子ドロップ、キャンディー、ゼリー(エッセンシャル)



ミントハーブティー



定番のハーブティー

ミントティーは世界中で愛用されているハーブティーの一つで、アルコールが禁止されているアラブ諸国では、アルコールの代わりとして飲用されてきたほどです。鎮静効果やリフレッシュ効果もあり、消化促進や風邪の初期症状にも効果があるといわれています。

ミントハーブティーの作り方

生の葉を利用する場合はちぎっておくと色や香りが出やすくなります。熱湯200佞阿蕕い世隼箸Ε潺鵐箸領未5枝ほどです。

ペパーミント5枝分

ミントの生の葉をティーポットに入れ熱湯を注いで5分ほど待ちます。

ティーポッドにミントと熱湯を入れる

カップにいれて出来上がりです。氷を入れればアイスミントティーが出来上がります。ドライハーブの場合も同様にティーポットに入れ熱湯を注いで3〜5分ほど待ってカップに入れて出来上がりです。ミントティーについてはミントティーの作り方、リフレッシュ効果や胃の消化促進作用もでも詳しく解説しています。

ミントティー1杯

砂糖を加えると飲みやすくなる

ミントの葉だけだと飲んでみても青臭さが気になるかもしれません。こんな時は砂糖を入れるといいです。ミントは砂糖との相性がよく、合わせることで飲みやすくなります。熱湯200佞覆藝重大さじ1ほど加えるといいです。砂糖を加える量はお好みで調整してください。

お好みではちみつやレモンも

ハーブティーにお好みでレモンやはちみつ、ジャムを加えてもいいでしょう。ステビアの葉を加えても甘みが加わります。キューバ発祥のモヒートは砂糖、ライム、ミントを混ぜあわせたものに炭酸水とラム酒を注いだ飲み物です。



ミントを使った飲み物



ミントミルク

ミントミルクは寒い日に飲むと体を温めてくる飲み物です。作り方は耐熱コップがグラスにミントの生の葉を入れて、その上から温めた牛乳を注ぎ、砂糖を加えるのみです。少し甘めの方がおいしいです。

モヒート

キューバの人気の飲み物であるモヒートはホワイトラム、ライムジュース、サトウキビジュース、ソーダ水、スペアミントを混ぜて作ります。



ミントの効果・効能



鎮痛、殺菌効果も

ミントに含まれるメントールには鎮痛、鎮痒(ちんよう)、冷却、防腐、殺菌効果があるため、軟膏や張り薬など医療分野でも使われています。またスッキリとした清涼感から歯磨き粉や入浴剤、化粧品などにもよく利用されます。

ミントの画像その2

花粉症の症状の緩和効果も

ペパーミントに含まれるミントポリフェノールには花粉症などのアレルギー症状を抑える効果があるといわれています。ミントポリフェノールは水に溶けるのでハーブティーなどがおすすめです。

胃のむかつきや胃潰瘍の予防も

ミントに含まれるメントールには消化促進効果もあるので胃のむかつきや胃潰瘍などを予防する効果もあります。

清涼感を感じる理由

ミントを食べると清涼感を感じるのはメントールが皮膚や口、のどの冷受容器(冷点)に結合し、冷受容器を敏感に反応させるためです。これがミントを肌に塗ったり食べた時に清涼感を感じ理由です。



ミントの保存方法



水差しして保存

ミントの生の葉で茎の長いものなら水にさして毎日水を取り替えれば、常温で比較的長持ちします。

密閉容器に入れて保存

茎が短くカットされているものなら密閉容器か保存袋に入れて冷蔵庫で保存します。密閉容器にはいって売ってあるものはそのまま保存にも使えて便利です。乾燥させたものは密閉容器に入れて冷蔵庫で保存します。

ミントを密閉容器に入れて保存

アイスキューブにして保存

アイスキューブにして保存、夏場にハーブティーとして利用してもいいでしょう。アイスキューブの作り方は通常通り冷蔵庫で四角い氷を作る際、ハーブの葉を加えて凍らせるといいです。アイスキューブを紅茶に入れれば手軽にミントの清涼感を加えることができます。

ミントアイスキューブ入り紅茶




ミントの歴史



香料としての歴史

ミントは食用だけでなく香料や薬用としても用いられてきました。ミントの歴史は非常に古く3500年前から親しまれているハーブです。ローマ時代には来客をもてなすために、ミントの葉をもんで食卓に香りを漂わせておくという風習がありました。また古代ヘブライ人は集会場の床にミントの葉を敷いておき、足で踏むたびに香りが周囲に広がるよう気配りをしていたと伝えらえています。ミントはローマ兵によりローマ帝国全土に広がり、9世紀にはヨーロッパ中の修道院の庭で栽培されるようになりました。

薬としての歴史

ミントは香料としてだけでなく薬としても古くから使われてきました。古代エジプト人は消化を促進し胃腸の不調を緩和する薬草として栽培していて、ギリシャやローマでも同様の目的で栽培されていました。中世ヨーロッパでは風邪、副鼻腔炎、月経不順にも用いられていました。また中世ヨーロッパでは長くなった航海中に古くなった水を浄化するのにもミントを使っていました。





※参考書籍
スパイスのサイエンス スパイスを科学で使いこなす!
野菜の基礎知識
食材図典 生鮮食材篇
からだにおいしい 野菜の便利帳
もっとからだにおいしい 野菜の便利帳
はじめてのハーブ手帳
季節と香りを楽しむはじめてのハーブ
ハーブ&スパイス大事典
おいしく飲んで美しく健康にハーブティー










最終更新日 2018/02/09
公開日 2004/06/06



















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