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HOME > いろはに香辛料 > スペアミントの使い方、味や香り、効能、よく合う料理は?



スペアミントの使い方、味や香り、効能、よく合う料理は?



スペアミント


スペアミントとは



スペアミントは数あるミントの中の代表的な品種の一つで、ミント特有の鼻に抜ける清涼感は控えめで、ほのかな甘みや苦みがあるのが特徴です。このような穏やかな特徴から料理にも使いやすいミントの一つです。今回はスペアミントとは何なのか、原産地や名前の由来などを紹介し、スペアミントの味や香りの特徴を紹介します。

さらにスペアミントの料理での使い方やミントハーブティーの作り方、スペアミントの効果効能やスペアミントの保存法についても解説します。






スペアミントの紹介



スペアミントの原産地

スペアミントはシソ科の多年草で、ヨーロッパとアジア南西部が原産です。古代から世界各地で栽培されてきたため、正確な原産地を特定することは難しいのですが、残っている記憶では紀元前400年に地中海沿岸でスペアミントが使われたと記されています。

スペアミントの名前の由来

スペアミントのミントの名前の由来は、ギリシャ神話の死後の世界の神ハーデスが寵愛した妖精ミント(メンタ)からきています。ミントはハーデスの妻ペルセフォネから様々な嫌がらせを受けたため、自らを植物へと代え、清涼感のある香りで自らの存在をアピールしていたのだといわれています。

さらにスペアミントの場合、葉にギザギザの切込みがあり、これが槍(スペア)に見えることからスペアミントと呼ばれています。

ミントの種類

スペアミントを含めてミントは大きく3つの種類に分類されます。一つはスペアミントでこちらは主に欧米で親しまれています。残りのふたつはペパーミントとクールミント(和種はっか)です。日本ではこちらのふたつがよく利用されてきました。ペパーミントについてはペパーミントの使い方、味や香り、効能、よく合う料理は?でも詳しく解説しています。

ペパーミントの葉、ホール

みためもスペアミントは比較的葉の表面が凸凹しているのに対し、クールミントは葉の表面はなめらかです。

スペアミントの葉、ホール

特徴解説
学名Mentha spicata
名称ミント mint(英)、メンサ menthe(仏)、はっか(日本)
語源ギリシャ神話の妖精メンタ(ミント)、葉が槍状(スペア)
原産地地中海沿岸、ヨーロッパ、アジア南西部
種類しそ科ハッカ属の多年草
草丈60cm
使う部位葉、茎



スペアミントの味や香りの特徴



スペアミントに含まれる主要な香気成分はカルボンで、清涼感はありますがペパーミントやはっかに比べるとマイルドです。その代わり青臭さがあります。またほのかな甘みもあります。ペパーミントやはっかに含まれる主要な香気成分はメントールで、こちらはさわやかな清涼感と、刺激的な風味があります。スペアミントにはメントールはあまり含まれていません。



スペアミントの料理での使い方



料理に合わせてスペアミントを使い分ける

スペアミントは砂糖とよく合うので砂糖を使ったお菓子でよく使われます。他にも肉料理や野菜料理などにも使われます。スペアミントはその鎮静作用や殺菌作用、眠気覚ましなどの効果からハーブティーとしてもよく用いられます。スペアミントは生の葉で使うのか、乾燥した葉で使うのか、精油をアルコールに溶かしてエッセンスとして使うのかでも合う料理が変わってきます。

生の葉の使い方

スペアミントの生の葉は悪臭成分や苦み成分が含まれ嗜好性が高いので、サラダに使う場合は少量で使い、アイスクリームやケーキに添えて利用したりします。ハーブティーなら葉は食べずに芳香だけを利用できます。バターやゼリーにいれて香りを移して、ミントバターやミントゼリーにして利用してもいいです。

乾燥葉はエッセンシャルの使い方

中東や地中海沿岸、ヨーロッパでは乾燥させたスペアミントの葉はマトンやラム肉料理でよく使われます。カクテルや甘い飲み物に添えてもいいです。スペアミントの清涼感は砂糖ともよくあるので、ゼリーやドロップ、キャンディーなどでもよくつかわれます。この場合は価格の安さからスペアミントのエッセンシャルがよく使われます。



スペアミントハーブティー



定番のハーブティ

スペアミントのハーブティーは世界中で愛用されていて、アルコールの禁止されているアラブ諸国ではアルコールの代わりとして飲用されてきたほどです。スペアミントのハーブティーには鎮静効果やリラックス効果の他、消化促進や風邪の初期症状にも効果があるといわれています。

スペアミントティーの作り方

スペアミントティーの作り方は、生の葉で作る場合はちぎって入れると色や香りが出やすくなります。お湯200佞濃箸Ε潺鵐箸領未魯潺鵐箸5枝ほどです。

ペパーミント5枝分

ティーポットにスペアミントを入れて熱湯をかけて3〜5分ほど待ちます。

ティーポッドにミントと熱湯を入れる

あとはカップに注いでおわりです。乾燥した葉の場合もおなじでティーポットにいれて熱湯を注ぎ、3〜5分ほど待ってカップに注ぎます。ミントティーについてはミントティーの作り方、リフレッシュ効果や胃の消化促進作用もでも詳しく解説しています。

ミントティー1杯

砂糖やはちみつを加えてもいい

スペアミントティーはそのままだと青臭さが強くて飲みづらいかもしれません。その場合は砂糖を加えるといいです。他にもはちみつ、レモンやジャムなどを加えると甘みが加わり飲みやすくなります。ステビアの葉も一緒に入れると甘みが加わります。



スペアミント使った飲み物



スペアミントミルク

スペアミントの生場を耐熱グラスかカップにいれ、そこに温めた牛乳を注ぎ込み、砂糖で甘みを加えて出来上がりです。少し甘めがおいしいです。冷えた体を温めてくれます。

モヒート

キューバで人気のアルコール飲料であるモヒートにもスペアミントは使われます。モヒートの材料はホワイトラム、ライムジュース、サトウキビジュース、ソーダ水、スペアミントです。





スペアミントの保存方法



毎日水差しして保存

スペアミントは生の葉は茎が長いものなら水にさして毎日水を変えれば常温でも日持ちします。

密閉容器で保存

生の葉で茎が短くカットされている場合は密閉容器か保存袋に入れて冷凍保存します。密閉容器にはいって売ってあるものならそのまま保存にも使えて便利です。乾燥させた葉も密閉容器に入れて保存します。

ミントを密閉容器に入れて保存

アイスキューブにして保存

アイスキューブにして保存しておき、夏場にハーブティーとして利用してもいいです。アイスキューブの作り方は普通に冷凍庫で氷を作る際にスペアミントの葉を加えて凍らせるといいです。アイスキューブを紅茶に加えれば簡単にミント風味の紅茶が出来上がります。

ミントアイスキューブ入り紅茶



ミントの歴史



香料としての歴史

ミントは古くから人類に親しまれてきたハーブで、古くは3500年前から使われてきたといいます。ローマ時代には来客が訪れる前に、食卓でミントの葉をもんでおき、香りを漂わせていたという慣例がありました。古代ヘブライ人は集会場の床にあらかじめミントの葉を敷き詰めて起き、その上を通るたびにミントの香りが漂うよう気配りをしていたそうです。

ミントはローマ帝国時代にローマ兵によりヨーロッパ各地に広がり、9世紀には各地の修道院でミントの葉が栽培されるようになりました。

薬としての歴史

ミントは香料としてだけでなく、薬としても古くから使われてきたハーブです。古代エジプトやローマ、ギリシャでは消化を促進して、胃腸の調子を治す薬として使われてきました。中世ヨーロッパでは風邪や副鼻腔炎、生理不順の薬としても用いられていました。また長い航海中に水が古くなると、その水を浄化する目的でもミントは使われていました。

口臭清涼ガムで人気に火がつく

ミントはヨーロッパでも広く使われてきましたが、1893年にリグレー社が口臭清涼用としてスペアミントガムを販売すると、スペアミントの人気に一気に火が付きました。





※参考書籍
スパイスのサイエンス スパイスを科学で使いこなす!
からだにおいしい野菜の便利帳
もっとからだにおいしい野菜の便利帳
ハーブ&スパイス大事典
はじめてのハーブ手帖
おいしく飲んで美しく健康にハーブティー










公開日 2018/02/09



















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