近所のスーパーで珍しい色をしたえのきだけを発見したので試しに買ってみました。名前はブラウンえのきというそうです。
今回はブラウンえのきと通常の白いえのきだけを食べ比べてみて、味や食感の違いについて検証してみることにします。さらにブラウンえのきを使った絶品レシピも紹介します。
まずこちらが今回購入したブラウンえのきです。色も色なので最初に見た時は白いえのきだけが傷んで変色してるのかなとも思ったのですが、よく見たらブラウンえのきと書かれていて、どうやら初めからこういう色の品種のようです。
価格の方は何と特価で2袋で108円(税込)でした。
比較のために買った通常のえのきが1袋で73円(税込)だったので、それよりも安い値段になります。
通常珍しい食品というのは価格も張るものですが、こちらは何と通常のえのきだけよりも割安でした。
ブラウンえのきについて調べてみましたが、こちらは白いえのきだけと野生のえのきだけの交配によりつくられたものだそうです。野生のえのきだけというのは真っ白ではなくて色は茶色で、傘も大きくて見た目はしめじに似ています。
こちらと掛け合わせたことで傘はそんなに大きくない白いえのきに似た見た目と、色は茶色という両方の間の特徴を持ったえのきだけになったようです。
それでは実際にブラウンえのきだけを食べてみることにします。まずは袋から出してみます。開封してみたところえのきだけの香りがかなり強く漂ってきました。
白いえのきだけも開封してみましたが、やはり香りはブラウンえのきの方が強いです。
えのきだけは生では食べられないので、それぞれ茹でて食べてみることにします。鍋に水を入れて沸騰させたらえのきだけを1分ほど茹でます。茹でたらざるにあげます。
こちらは茹でたえのきだけです。食べてみたところえのきだけの味や風味、香りがしておいしかったです。食感も適度にシャキシャキ感があってよかったです。
次はブラウンえのきだけを茹でてみます。こちらは茹でたものです。食べてみたところ味や香り、風味は白いえのきだけと比べるとかなり濃厚でした。白いえのきがさっぱりとした味なのに対して、こちらはかなりしっかりときのこの味やかおりがします。
味自体はしめじにも似ています。食感はこちらも適度にシャキシャキ感があってよかったです。
2つを食べ比べた結果は食感はそれほど差はありませんが、味や香り風味の濃さは大分差がありました。星で表すならブラウンえのきが星5なら白いえのきは星3ぐらいです。
最後にブラウンえのきを使ったレシピを2つほど紹介します。まずはブラウンえのきとほうれん草のおひたしです。こちらは白いえのきとブラウンえのきの両方を使います。使う材料は次の通りです。
まずはブラウンえのきとえのきだけの石づきをカットしてよくほぐしておきます。
次にブラウンえのきとえのきだけを鍋で1分ほど茹でます。
その茹でた湯でさらにほうれん草を茹でます。先に茎をつけて30秒茹で、さらに全体を浸けて30秒茹でたら流水にさらしてから水けを絞ります。 あとは5cm程の長さにカットします。
先にめんつゆ2倍濃縮大さじ1と1/2、しょうゆ小さじ1、水大さじ1と1/2は混ぜ合わせておきます。
ボウルに茹でたブラウンえのきとえのきだけ、ほうれん草を加え、そこに混ぜ合わせためんつゆを加えてよく混ぜます。
あとは器に盛ってかつお節を振りかければ出来上がりです。食べてみましたが調味料もよくしみていて、ブラウンえのきの味もよくシャキシャキとした食感でおいしかったです。
次はブラウンえのきとほうれん草のバター炒めです。使う材料は次の通りです。
まずは鍋に水を入れて沸騰させます。ここにほうれん草の茎をつけて30秒ゆで、全体を浸けてさらに30秒茹でたら流水にさらしてから水けを絞ります。これを5cmほどの長さにカットしておきます。
次にフライパンにサラダ油大さじ1/2引いて火にかけます。温まってきたら1〜2cm程にカットしたベーコンと石づきをカットしたブラウンえのきを加えて中火で炒めます。
ブラウンえのきに火が通ったらほうれん草も加えてさっと炒めます。
バターを加えて溶かし、よく混ぜ合わせたら塩、こしょうで味を調えて出来上がりです。
食べてみましたがバターの風味や香りとブラウンえのきの味や香りがよく合い、食感もブラウンえのきやほうれん草がどちらもシャキシャキ感があっておいしかったです。
ちなみに今回の検証については以下の動画でも取り上げているので、併せて参考にしてみてください。
今回はブラウンえのきがどんな味なのかを実際に食べてみました。白いえのきだけとも食べ比べて見ましたが、白いえのきだけよりも味や風味、香りがかなり濃厚で美味しかったです。見かけた際はぜひ一度購入してみてはいかがでしょうか。