よく行く産地直売所で見た目が黄色の変わったかぶを発見したので試しに買ってみました。名前は黄かぶというそうです。他にも黄金かぶ、ターニップ・ゴールデンボールともよばれるそうです。
今回はこちらの黄かぶがどんな味なのかを実際に食べてみることにします。さらに黄かぶを使ったレシピも紹介します。
まずは今回購入した黄かぶがこちらです。文字通り通常の白いかぶとは違って黄色い見た目をしています。黄かぶは日本ではなじみがあまりなく、主にヨーロッパで栽培されているそうです。
ターニップゴールデンボールとも言いますが、ターニップとはヨーロッパ原産のかぶのことです。
黄かぶを手に取ったときの大きさはこんな感じです。通常の白いかぶと大きさ自体はたいして変わりません。
重さは1株で581.7gでした。
価格の方は税込みで90円でした。産地直売所では珍しい野菜もかなりお手頃な価格で売られていることが多いので、いつも重宝してます。
ここまで黄かぶについてみてきましたが気になるのは味や食感の方です。そこで実際に食べてみることにしました。まずは半分にカットしてみます。断面はこのように真っ白ではなくうっすらと黄色がかっています。
正直色は外側だけで中は通常のカブと同じ白なんじゃないかなと思っていたので、内側まで黄色がかっていたのは驚きでした。
次は食べやすいように皮をカットしてこのようにいちょう切りにしてみました。こちらを生で食べて見たところ、かぶの味や風味自体はそんなに強くはありませんでした。それより甘みが大分あって、これは生でサラダなどにして食べてもおいしいと思います。
食感も果肉が緻密でやや固く、通常のカブのようなみずみずしい感じとは少し違います。どちらかというと果物の柿が少し柔らかくなったような感じでした。このようにただ色が違うだけでなく、味や食感も通常のカブとはやや違いがありました。
次はこちらの黄かぶを使ったレシピをいくつか紹介していきます。最初に紹介するのは黄かぶのバター炒めです。使う材料は以下の通りです。
まずは黄かぶを半分にカットして皮をむきます。
これをこのように半月切りにします。
次にフライパンにバター20gを入れて火にかけます。
バターが溶けてきたらカットした黄かぶを加えて中火で炒めます。
黄かぶにしっかりと火が通ったらしょうゆ大さじ1と塩コショウを適量ふりかけて炒めます。味がなじんだら火を止めて出来上がりです。
食べてみましたが、かぶの風味はあまりしなくて甘みの強さがバターでより引き立ちかなりおいしかったです。
味はかぶというよりもほんのりと甘めの芋のような感じで、食感もじゃがいもに近い食感でした。甘くておいしくて箸の進むおすすめの1品です。
次は黄かぶを使った黄かぶとベーコンのスープを紹介します。使う材料は以下の通りです。
まずは黄かぶの皮をむいて乱切りにします。
次にベーコンを1.5cm幅にカットします。
鍋にオリーブオイル大さじ1を引いて火にかけ、ベーコンと黄かぶを加えて炒めます。
黄かぶに火が通って色が変わってきたら水3カップと固形コンソメ2個、長ねぎを加えて蓋をして中火で煮込みます。
6分ほど煮込んで黄かぶが柔らかくなってきたら塩コショウで味を調えて出来上がりです。
食べてみましたがかぶの風味もしっかり出ていて、黄かぶの甘みもあってかなりおいしかったです。食感はこちらも柔らかめなじゃが芋に似ていてこれはこれでおいしかったです。こちらもおいしく仕上がったのでおすすめの一品です。
ちなみに今回の検証については以下の動画でも取り上げているので、併せて参考にしてみてください。
今回は黄かぶ、ターニップゴールデンボールという珍しい種類のかぶがどんな味なのかを実際に食べてみました。かぶと名前がついていますが通常のカブとはまた違った味や食感で美味しかったです。
バター炒めやスープなどにしてもおいしいので料理の参考にしていただけると幸いです。