12月中旬、よく行く産直で橙、黄色、白、紫とカラフルな色をしたにんじんを見かけたので、試しに買ってみました。
今回はそれぞれの色のカラフルにんじんを食べて見て、味に違いがあるのかを検証してみることにします。さらにカラフルにんじんを使った絶品レシピも紹介します。
今回購入したカラフルにんじんはこちらです。通常のオレンジ色のほか、黄色や白、紫色のカラフルなにんじんが入っていました。値段は5本で195円(税込み)で、珍しい野菜にもかかわらず、かなりお手頃な価格でした。
いつも行く産直ですが、通常の野菜だけでなく、珍しい野菜も置いていて、さらに価格もお手頃なので、いつも重宝しています。
それではそれぞれの色のにんじんについて紹介していきます。まずは通常のオレンジ色のにんじんです。
持ってみるとこんな感じで、細くて長いのがわかるかと思います。オレンジ色のにんじんにはβ-カロテンが多く含まれます。
カットした断面はこちらです。中までオレンジ色です。
こちらは見た目が真っ白な白ニンジンです。別名スノースティックと呼ばれます。
持ってみるとこんな感じです。
カットした断面はこちらです。白ニンジンは外側だけでなく、中の果肉も全部真っ白です。見た目だけだと本当に大根のような見た目です。
こちらは見た目が黄色な黄色ニンジンです。別名イエロースティックと呼ばれます。
持ってみるとこんな感じです。黄色のにんじんにはキサントフィルが多く含まれるそうです。
カットした断面はこちらです。黄色ニンジンは外側だけでなく、中の果肉までムラなく黄色でした。カットした断面で見てもこれがにんじんだとはすぐには気づきにくいのではないでしょうか。
こちらは見た目が紫の紫ニンジンです。別名パープルスティックと呼ばれます。
持ってみるとこんな感じです。紫色のにんじんにはポリフェノール・アントシアニンが多く含まれるそうです。
カットした断面はこちらです。紫ニンジンの場合、外側に近い部分までは紫色ですが、中心は黄色です。紫ニンジンの場合、カットすると紫と黄色というさらにカラフルな見た目になりました。
にんじんは生でも食べれるので、白ニンジン、スノースティックをスティック状にカットして生で食べて見ることにします。
ちなみに比較のためにまずは通常のオレンジ色のにんじんを食べて見ることにします。こちらは通常のにんじんをスティック状にカットしたものです。食べて見たところ、しっかりとにんじんの香りや風味、甘みがあり、おいしかったです。
一方こちらは白ニンジンをスティック状にカットしたものです。こちらも食べて見ました。予想ではだいぶ薄味なのかなと思ったのですが、そんなことはなく通常のにんじんとそこまで大きな味の差はありませんでした。
ただほんの少しにんじんの甘さや風味があっさり目かなといった気はします。
一方こちらは黄色ニンジンをスティック状にカットしたものです。こちらも食べて見ました。正直食べた感想はそんなに通常のにんじんと違いは感じませんでした。
ただほんの少しにんじんの甘さや風味があっさり目かなといった気はします。
一方こちらは紫ニンジンをスティック状にカットしたものです。こちらも食べて見ました。色からして苦みなどがあるのかなと思っていましたが、食べて見ても苦みは全然ありませんでした。
味はほとんど通常のにんじんと同じですが、若干甘さが控えめな感じがしました。
各色のカラフルにんじんを生で食べた時の味の違いをまとめるとこんな感じです。白ニンジンと黄色にんじんはやや味があっさり目で、紫ニンジンは少し甘さが控えめでした。
今度は加熱した場合の味の違いを検証してみることにします。まずは通常のにんじんを輪切りにしてレンジで加熱します。輪切りにしたにんじんをこのように耐熱容器に入れ、ラップをしてレンジで加熱します。
加熱時間は600Wで2分ほどです。こちらは加熱したものです。しっかりと火が通って柔らかくなっています。
食べて見ましたが、味の方はにんじんの甘さや風味、香りがしっかりあり、やはりこちらもおいしかったです。
一方こちらは白ニンジン、スノースティックをレンジで加熱したものです。食べて見たところ、やはりこちらも若干味や香りがあっさり目かなといった感じはしますが、そこまで大きな差はありませんでした。
一方こちらは黄色ニンジン、イエロースティックをレンジで加熱したものです。食べて見たところ、やはりこちらも若干味や香りがあっさり目かなといった感じはしますが、そこまで大きな差はありませんでした。
一方こちらは紫ニンジン、パープルスティックをレンジで加熱したものです。食べて見たところ、やはりこちらも通常のにんじんと比べて若干甘さが控えめな感じがしました。ただそこまで大きな差ではないです。
各色のカラフルにんじんは見た目こそ通常のにんじんと違いますが、味や食感はそんなに違いはないので、通常のにんじんと同じ感覚で料理に使えそうです。ちなみにそれぞれの味の特徴をまとめるとこんな感じです。
最後に白、赤、黄色、紫のカラフルニンジンを使ったレシピを紹介します。今回紹介するのはカラフルにんじんとジャガイモの甘辛炒めです。まずは使う材料です。まずは材料です。
まずはカラフルニンジンの皮をむいてから輪切りにします。これを耐熱容器に入れ、水を大さじ1と1/2加えます。上からラップをしてレンジで600Wで4分10秒、500Wなら5分加熱します。
次にジャガイモの皮をむき、乱切りにして耐熱容器に入れます。こちらもラップをして600Wで5分、500Wなら6分加熱します。
フライパンに油を引き、1cm幅ほどに切り分けた薄切りベーコンを加えて中火で炒めます。
ベーコンに火が通ったら、レンジで加熱したカラフルニンジンとジャガイモを加えて炒めます。
じゃがいもに焼き目がついてきたら、酒大さじ1、みりん大さじ1、砂糖大さじ1、しょうゆ大さじ1、鶏がらスープの素小さじ1/3を加えて、調味料を絡めます。汁けがなくなってきたら出来上がりです。
ちなみに今回の検証については以下の動画でも取り上げているので、併せて参考にしてみてください。
今回は各色のカラフルにんじんを食べ比べてみて、通常のにんじんと味がどう違うのかを検証してみました。
白ニンジンと黄色にんじんは通常のにんじんと比べてやや味があっさり目、紫ニンジンはやや甘みが控えめでした。ただそこまでの差はありませんでした。なのでにんじんと同じような感覚で料理に使うといいです。
また通常のにんじんと合わせて使うことで、通常とは違ったカラフルな仕上がりになります。なかなか目にする機会は少ないかもしれませんが、見かけた際はぜひ一度試しに購入してみてはいかがでしょうか。