HOME > 冷凍食品の味や食感を検証 > 業務スーパーの冷凍カリフラワーって安いけど味や食感はどうなの?産直のカリフラワーと食べ比べて見た
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業務スーパーではたくさんの冷凍食品がお値打ち価格で販売されています。今回は業務スーパーの冷凍カリフラワーを実際に購入してみることにします。
こちらを産直で買ってきて冷凍したカリフラワーと食べ比べて見て、味や食感がどのくらい違うのか、本当においしいのかどうかを検証してみることにします。
まずはこちらが今回購入した業務スーパーの冷凍カリフラワーです。500g入って価格は159円(税込)でした。市販のカリフラワー1個分ぐらいの量で、それでこの価格ならかなり割安だと思います。
次に産地はどこなのかを確認してみることにします。大体業務スーパーの冷凍ものというと中国産が多いのですが、こちらの商品も中国産でした。
残念ながら国産ではありませんでしたが、実際の所食べて見ないと味や食感はどうなのかはわかりません。
そこで今回は近所の産地直売所で生のカリフラワーを買ってきて茹でてから冷まし、冷凍保存したものと食べ比べてみて、味や食感がどのように違うのかを実際に検証してみることにします。
まずは産地直売所で買ってきたカリフラワーの冷凍保存の仕方を解説します。まずはカリフラワーを水を入れた容器に入れ、左右を振りながらよくゆすいで汚れを落とします。
次に茎からつぼみを切り離して食べやすい大きさにカットします。
次に鍋に水を入れ、水1リットルに対して小さじ1の塩を加えて火にかけます。沸騰したらカットしたカリフラワーを入れて2分ほど茹でます。ゆでたらさっと流水にさらしてからざるにあげます。
カリフラワーが冷めたら表面の水気をキッチンペーパーで拭き、冷凍用保存袋に入れて2週間ほど冷凍保存します。
この茹でてから冷凍したカリフラワーと、業務スーパーで買ってきた冷凍カリフラワーを解凍してみて、味や食感がどのように違うかを検証します。
こちらは業務スーパーの冷凍カリフラワーです。
こちらを耐熱容器に入れ上からラップをふんわりとかけます。
これをレンジで加熱します。加熱時間はカリフラワー100gに対して600Wで2分30秒、500Wなら3分です。
こちらはレンジで加熱解凍した業務スーパーのカリフラワーです。食べてみたところカリフラワーの味はしましたが少し青っぽさもありました。食感は適度な柔らかさとコリコリ感でよかったです。
こちらは茹でてから冷凍したカリフラワーです。
こちらはそれをレンジで加熱解凍したものです。食べてみたところこちらはカリフラワーの味も濃くて、青っぽさもなくておいしかったです。食感は適度な柔らかさとコリコリ感でよかったです。
2つを食べ比べてみた結果は食感はどちらもよかったです。味は自分で茹でてから冷凍したカリフラワーの方が味も濃く青っぽさもなくてよかったです。
星で表すと自分で茹でて冷凍した方が星5なら、業スーの方は星3.3といった感じです。味や食感の違いをまとめるとこんな感じです。
今回の検証については以下の動画でも詳しく取り上げているので、併せて参考にしてみてください。
ここまで業務スーパーの冷凍カリフラワーの味や食感についてみていきましたが、実際に料理で使ってみておいしいのかどうかも確かめてみることにします。今回3つのレシピを作ってみることにします。
まずは1品目です。最初はカリフラワーの梅肉和えを作ってみます。こちらは業務スーパーの冷凍カリフラワーの袋の裏面に載っていたレシピです。
カリフラワーの梅肉和えは3人前で冷凍カリフラワーは200gほど使います。量にするとこんな感じです。
業務スーパーの冷凍カリフラワーの残りは312gです。袋で見るとこのぐらいの量が残っています。
カリフラワーの梅肉和えで使う材料は以下の通りです。
作り方を解説します。まずはこちらの業スーの冷凍カリフラワー200gを耐熱容器に入れて上からラップを乗せ、レンジで600Wで4分10秒加熱します。
ボウルに梅肉大さじ2と砂糖大さじ1、油はサラダ油を使って小さじ1加えてよく混ぜ合わせます。
ここにレンジで温めたカリフラワーを加えてよくあえたら出来上がりです。
食べてみましたが思っていたよりもおいしくて、梅の酸味にカリフラワーの甘みもちょうどいいバランスで、普通にカリフラワーを買ってきた際にも作りたくなるレシピでした。
業スーのカリフラワーの青っぽさもあまり気にならなくて食べやすかったです。
次は鶏肉とカリフラワーのクリーム煮を作ってみます。こちらは4人前で業務スーパーの冷凍カリフラワーを300gほど使います。量にするとこんな感じです。
これで業務スーパーの冷凍カリフラワーはこのようにカラになりました。
カリフラワーのクリーム煮で使う材料は以下の通りです。
まずは鶏もも肉を食べやすい大きさにカットして塩こしょうを振っておきます。
しめじは石づきをカットしてほぐしておきます。
鍋にバター35g入れて中火にかけます。
バターが溶けてきたら鶏もも肉を入れて炒めます。
鶏もも肉の色が変わってきたらしめじも加えて1分ほど炒めます。
小麦粉大さじ2を全体にまぶしてさっと炒めます。
冷凍のカリフラワーと水300ml、牛乳300ml、顆粒コンソメ小さじ1と1/2、塩小さじ2/3を加えたら強火で一煮立ちさせます。
沸騰したら弱めの中火にしてふたを少しずらして被せて14分ほど煮込みます。途中何度かかき混ぜます。
後は粗びき黒こしょうを少々ふりかけたら出来上がりです。
食べてみましたがカリフラワーはしっかり柔らかくなって味もよくしみていて、柔らかくてしっかり味のついた鶏肉もおいしかったです。コンソメ風味のとろとろのクリームスープもよかったです。
最後は麻婆カリフラワーです。こちらは4人前で業務スーパーの冷凍カリフラワー1袋500gすべて使います。量にするとこんな感じです。
これで業務スーパーの冷凍カリフラワーの2袋目もこのようにカラになりました。
麻婆カリフラワーで使う材料は以下の通りです。
まずは冷凍カリフラワーを耐熱容器に入れ、ラップをのせてレンジで600Wで4分加熱します。
長ねぎはみじん切りにします。
ボウルに酒、オイスターソースそれぞれ大さじ2、しょうゆ大さじ1、砂糖小さじ2、鶏がらスープの素小さじ1、豆板醤小さじ1、片栗粉大さじ2、水320mlを加えてよく混ぜ合わせておきます。
鍋にごま油大さじ1とおろししょうが小さじ2、おろしにんにく小さじ2を加えて火にかけ、香りがたつまでいためます。
ここに豚ひき肉と長ねぎのみじん切りを加えて中火で炒めます。
豚ひき肉の色が変わってきたらカリフラワーも加えていためます。
カリフラワーが温まってきたらボウルで合わせておいた麻婆あんを加え、木べらで混ぜながら強火でじっくり煮詰めます。
このぐらい汁気が減ってきたら出来上がりです。
食べてみましたがカリフラワーも火がしっかり通っていて柔らかく、味もしっかりしみていておいしかったです。ひき肉入り中華あんもおいしくて、ご飯にかけて食べるのもおすすめです。
ちなみに実際に業務スーパーの冷凍カリフラワーで3品作ってみたレシピ動画もあげているので、こちらも参考にしてみて下さい。
今回は業務スーパーの冷凍カリフラワーがおいしいのかどうかを検証してみました。味については冷凍のものに比べるとやや味は薄くて、青っぽさも少しありました。
やはり自分でゆでて冷凍したものには劣りましたが、それでも食べれないほどではないです。
価格がとにかく安くて、料理で味付けして食べれば青っぽさもだいぶ気にならなくなるので、とにかく価格を重視するというのであれば購入するのもありかなとは思います。