HOME > 冷凍食品の味や食感を検証 > マルハニチロの冷凍ほうれん草って味や食感はどうなの?産直のほうれん草と食べ比べて見た!
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マルハニチロといえば冷凍食品もたくさん取り扱う大手食品メーカーです。今回は「国産ほうれん草カット200g」という商品が198円(税別)が売られていたので、試しに購入してみました。
購入したはいいのですが気になるのは味や食感です。そこで今回は生のほうれん草を買ってきて、茹でてから冷凍保存したものと食べ比べて見て、味や食感がどのように違うのかを実際に検証してみることにします。
今回購入したマルハニチロの「国産ほうれん草カット200g」という商品の価格は198円(税抜)でした。
量は200gで、200gというと大体茹でる前の生のほうれん草1.5袋分ほどの量になります。
産地についてですが裏面には産地は国産としか書かれていませんでした。これでは国内のどこが産地なのかはわかりません。
ただ製造元がジェイエイフーズみやざきと書かれていたので、おそらく宮崎産のほうれん草だと思われます。どちらにせよ国産の野菜を使用していることには間違いなさそうです。
検証ではまずは生のほうれん草を買ってきて、茹でてから冷凍したものと、買ってきたマルハニチロの冷凍ほうれん草を食べ比べてみて、味や食感にどのような違いが出るかを見ていきます。
それではほうれん草の冷凍保存の仕方を解説します。まずは鍋に水を入れ、水1リットルに対して大さじ1の塩を加えて火にかけます。
鍋が沸騰したらよく洗ったほうれん草を加え、先に茎の方からひたして30秒ほど茹でます。
さらに葉の部分も浸けて30秒茹でます。
茹でたらさっと水にさらし、水けを絞ります。
冷めるまで待ったら軽くキッチンペーパーで表面の水けをふき、4、5cm程の長さにカットします。これを冷凍用保存袋に入れ冷凍保存します。
それではまずは茹でてから冷凍したほうれん草と、マルハニチロの冷凍ほうれん草を流水解凍して、その味や食感の違いを見ていくことにします。
こちらは茹でてから冷凍保存したほうれん草です。
これをポリ袋に入れて流水解凍します。ポリ袋に入れる際はしっかりと中の空気を抜いたほうが、ほうれん草と水が触れる面が増え、その分解凍時間が短縮できます。
このときストローがあると空気を抜きやすいです。ストローをこのようにポリ袋の中に入れ、吸ったときに空気が入らないように、ポリ袋をギュッとしめて指で押さえておきます。この状態でストローで中の空気を吸います。
2、3回吸うのを繰り返せば、中の空気がしっかりと抜けます。
あとは空気が入らないように指で押さえたまま、さっとストローを抜き、ポリ袋をねじってからしっかりとしめます。
これでこのように密封ができます。
これを容器に入れて、上から水をたらして流水解凍します。水温は13度くらいで大体16分ほどでしっかり解凍できます。
こちらは流水解凍したものです。
並べるとこんな感じです。左は冷凍した茹でたほうれん草で、右はそれを流水解凍したものです。
一方こちらはマルハニチロの冷凍ほうれん草です。
こちらもポリ袋に入れて流水解凍します。
こちらは流水解凍したものです。
並べるとこんな感じです。左はマルハニチロの冷凍ほうれん草で、右はそれを流水解凍したものです。
流水解凍したものをそれぞれ並べてみるとこんな感じです。マルハニチロの冷凍ほうれん草の方が少し暗めの緑色をしています。
肝心の味や食感ですが、まず先に茹でてから冷凍して流水解凍したほうれん草を食べて見ました。しっかりとほうれん草の味がしておいしかったです。食感も適度にシャキシャキ感があります。
次はマルハニチロの冷凍ほうれん草を流水解凍したものを食べて見ました。正直食べる前は冷凍食品なので味は落ちるんだろうなと予想していたのですが、食べて見たらしっかりとほうれん草の味がしておいしかったです。
風味は自分で茹でて冷凍したものほどではありませんが、その代わり甘みの方が強かったです。一方は風味が強くてもう一方は甘みが強いという差がありましたが、味の種類が違うだけでどちらもおいしかったです。食感は両方とも同じようにシャキシャキ感がありました。
今度は茹でてから冷凍したほうれん草と、マルハニチロの冷凍ほうれん草をフライパンで炒めて加熱解凍したものを食べ比べてみます。
こちらは茹でてから冷凍保存したほうれん草です。
これをフライパンで炒めて加熱解凍します。
こちらは加熱解凍したものです。
並べるとこんな感じです。左は冷凍した茹でたほうれん草で、真ん中はそれを流水解凍したもの、右はそれを加熱解凍したものです。
一方こちらはマルハニチロの冷凍ほうれん草を加熱解凍したものです。
並べるとこんな感じです。左はマルハニチロの冷凍ほうれん草で、真ん中はそれを流水解凍したもの、右はそれを加熱解凍したものです。
フライパンで炒めたものをそれぞれ並べてみるとこんな感じです。やはりこちらもマルハニチロの冷凍ほうれん草の方がやや暗めの緑色をしています。
肝心の味や食感ですが、加熱解凍した冷凍した茹でたほうれん草の方は、ほうれん草の味や風味が濃くでていておいしかったです。食感も適度にシャキシャキしてよかったです。
加熱解凍したマルハニチロの冷凍ほうれん草の方は、こちらはほうれん草の風味はそれほど強くはないのですが、その分甘みが強調されていておいしかったです。 食感はこちらも適度にシャキシャキとしていました。
流水解凍した場合も加熱解凍した場合も風味が強かったのは茹でて冷凍した方で、甘みが強かったのはマルハニチロの方でした。味の種類は違いましたがやはりどちらもおいしかったです。
ちなみに今回の検証については以下の動画でも詳しく取り上げているので、併せて参考にしてみてください。
今回はマルハニチロの冷凍ほうれん草が本当においしいのかを、生で買ってきて、茹でてから冷凍したものと食べ比べて見て検証しました。
冷凍食品なので味はそんなには期待していなかったのですが、味が落ちるといったようなことはなく、十分においしいほうれん草だったのは驚きでした。冷凍食品に対しての見方が変わった検証でした。
大手食品メーカーのマルハニチロの冷凍食品は、スーパーなどでもよく見かける商品です。冷凍食品なら長期保存も可能です。なので見かけた際はぜひ一度購入してみてはいかがでしょうか。