HOME > 冷凍食品の味や食感を検証 > セブンイレブンの冷凍ほうれん草って味や食感はどうなの?産直のほうれん草と食べ比べて見た!
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大手コンビニエンスストアのセブンイレブンでは冷凍の野菜も充実しています。今回は冷凍ほうれん草を実際に食べて見て味や食感はどうなのかを検証してみることにします。
今回購入したセブンイレブンの「使いやすいカットほうれん草カット150g」という商品で、価格は127円(税込)でした。
量は150gで、150gというと大体茹でる前の生のほうれん草1袋分が200gほどなのでその4分の3ほどの量になります。一袋弱分でこの料金なら料金的には大分お得です。
ちなみに産地はどこなのかも確認してみることにします。裏面を見てみたところ、原産国は中華人民共和国と書いていました。どうやら国産のほうれん草ではなく、中国産のようです。
セブンにしては価格が安いなと思っていましたが、国産ではなく中国産なのも理由なのかもしれません。
比較のために産地直売所で買ってきた地元のほうれん草を茹でてから冷凍したものも一緒に食べてみることにします。
それではほうれん草の冷凍保存の仕方を解説します。まずは鍋に水を入れ、水1リットルに対して大さじ1の塩を加えて火にかけます。
鍋が沸騰したらよく洗ったほうれん草を加え、先に茎の方からひたして30秒ほど茹でます。
さらに葉の部分も浸けて30秒茹でます。
茹でたらさっと水にさらし、水けを絞ります。
冷めるまで待ったら軽くキッチンペーパーで表面の水けをふき、4、5cm程の長さにカットします。これを冷凍用保存袋に入れ冷凍保存します。
それではまずは茹でてから冷凍したほうれん草と、セブンイレブンの冷凍ほうれん草を流水解凍して、その味や食感の違いを見ていくことにします。
こちらは茹でてから冷凍保存したほうれん草です。
これをポリ袋に入れて流水解凍します。ポリ袋に入れる際はしっかりと中の空気を抜いたほうが、ほうれん草と水が触れる面が増え、その分解凍時間が短縮できます。
このときストローがあると空気を抜きやすいです。ストローをこのようにポリ袋の中に入れ、吸ったときに空気が入らないように、ポリ袋をギュッとしめて指で押さえておきます。この状態でストローで中の空気を吸います。
2、3回吸うのを繰り返せば、中の空気がしっかりと抜けます。
あとは空気が入らないように指で押さえたまま、さっとストローを抜き、ポリ袋をねじってからしっかりとしめます。
これでこのように密封ができます。
これを容器に入れて、上から水をたらして流水解凍します。水温は13度くらいで大体16分ほどでしっかり解凍できます。
こちらは流水解凍したものです。
並べるとこんな感じです。左は冷凍した茹でたほうれん草で、右はそれを流水解凍したものです。
一方こちらはセブンイレブンの冷凍ほうれん草です。
こちらもポリ袋に入れて流水解凍します。こちらは流水解凍したものです。
並べるとこんな感じです。左はセブンイレブンの冷凍ほうれん草で、右はそれを流水解凍したものです。
流水解凍したものをそれぞれ並べてみるとこんな感じです。セブンイレブンの冷凍ほうれん草の方が少し暗めの緑色をしています。
肝心の味や食感ですが、まず先にセブンイレブンの流水解凍した冷凍ほうれん草を食べて見ました。味はしっかりとほうれん草の味がして少し甘みもありました。
中国産だからどうなのかなと思ったのですが、十分ほうれん草の味がしておいしかったです。食感は比較的シャキシャキ感はありましたが、ややしなっとした感じもしました。
次は茹でてから冷凍して流水解凍したほうれん草を食べて見ました。こちらはかなり濃厚にほうれん草の味がしました。先にセブンイレブンの方を食べた時は十分ほうれん草の味がしたと思ったのですが、茹でた方と食べ比べるとやや薄い感じがします。
食感はこちらはしっかりとシャキシャキ感がありました。
食べ比べて見た結果味や食感に関しては産直のほうれん草を茹でて冷凍したものに比べると少し劣る感じがしました。ただ劣りはしましたがセブンイレブンの方も十分おいしいほうれん草でした。
今度は茹でてから冷凍したほうれん草と、セブンイレブンの冷凍ほうれん草をフライパンで炒めて加熱解凍したものを食べ比べてみます。
こちらは茹でてから冷凍保存したほうれん草です。
これをフライパンで炒めて加熱解凍します。
こちらは加熱解凍したものです。
並べるとこんな感じです。左は冷凍した茹でたほうれん草で、真ん中はそれを流水解凍したもの、右はそれを加熱解凍したものです。
一方こちらはセブンイレブンの冷凍ほうれん草を加熱解凍したものです。
並べるとこんな感じです。左はセブンイレブンの冷凍ほうれん草で、真ん中はそれを流水解凍したもの、右はそれを加熱解凍したものです。
フライパンで炒めたものをそれぞれ並べてみるとこんな感じです。こちらもセブンイレブンの方が少し色が暗いです。
肝心の味や食感ですが、加熱解凍したセブンイレブンの冷凍ほうれん草の方は水けが飛んで少し味が濃縮した感じではあります。食感も水気が飛んで少し締まった感じです。
次は加熱解凍した茹でて冷凍したほうれん草の方を食べて見ます。こちらも水気が飛んで味が少し濃縮した感じです。加熱解凍したセブンのほうれん草に比べるとやはりやや味は濃い感じがします。
食感も締まった感じがします。またセブンの方に比べても少しシャキシャキ感がある感じがします。
加熱解凍した場合でもやはり茹でてから冷凍したほうれん草の方が味や食感はよかったです。
ちなみに今回の検証については以下の動画でも詳しく取り上げているので、併せて参考にしてみてください。
今回はセブンイレブンの冷凍ほうれん草が本当においしいのかを、生で買ってきて、茹でてから冷凍したものと食べ比べて見て検証しました。冷凍食品でさらに国産ではなくて中国産だったので、味や食感もそこまで期待していなかったのですが、食べて見たら十分においしいほうれん草でした。
ただ茹でてから冷凍した国産のほうれん草に比べると味や食感はやや劣りました。少し味や食感は劣りますが、価格もお手頃で近くにコンビニがあれば手軽に購入することができるというメリットもあります。
なのですぐにほうれん草が欲しくて生のほうれん草が売っていない場合なら全然ありだと思います。
ただ冷凍食品でも味や食感を優先するなら国産のほうれん草を買ってきて茹でて冷凍したものの方がおすすめです。