HOME > しなびた野菜の復活方法 > しなびたにんじんの再生法に大失敗!この方法はやっちゃダメ、正しい復活法も解説!
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にんじんも上手に保存しないとしなびらせてしまうことがあります。今回はしなびたにんじんを復活させるのに失敗した失敗談と、正しい再生法について解説していきます。
まずはこちらはしなびる前のにんじんです。これをそのまま野菜室で保存します。
重さは186.5です。こちらを冷蔵庫の野菜室でそのまま保存します。
5日ほどたつとここまでしなしなになってしまいました。ところどころ黒いのはにんじんに含まれる色素成分であるポリフェノールの影響で、食べてもとくには問題ないそうです。
並べてみるとこんな感じです。左が初日のにんじんで、右がしなびたにんじんです。かなりしなびているのがわかるかと思います。
重さは144.9gで、初日の186.5gからは24.1%も減少しています。
それではこのしなびたにんじんの再生法を実践してみます。やり方はこのようにコップに水を入れ、しなびたにんじんをへた側を下にして水に浸します。これを冷蔵庫に入れ、1日置いておきます。
こちらは再生2日目のにんじんです。水に浸かっていたへた側の方は大分ふっくらとしてきましたが、反対側はしなびたままです。戻りが不十分なのでもう1日つけておくことにしました。
こちらは再生3日目のにんじんです。3日経ちますが、先側の方はまだしなびたままです。
そこで水の吸収率を上げるために先側をこのようにカットしました。
これを同じように水に浸けてあと1日様子を見てみることにします。
こちらは再生4日目のにんじんです。へた側はパンパンに膨らんでいますが、水に浸かっていない先側はしなびたままです。やはり一部だけを水に浸ける方法ではダメなようです。
初日からの変化を並べるとこんな感じです。にんじんの先側がしなびたままなのがわかるかと思います。
ちなみに重さの方は再生2日目で156.9gで、初日の186.5gからは16%減にまで戻しています。
3日目では156.4gで、初日の186.5gからは16.2%減になっています。
へた側をカットして4日目では154.0gで、初日の186.5gからは17.5%減になっています。重さも十分には戻っていないのがわかるかと思います。
経過日数 | 重さ(増減率) |
---|---|
しなびれる前のにんじん | 186.5g |
しなびたにんじん | 144.9g(-24.1%) |
片側を水につけて2日目のにんじん | 156.9g(-16%) |
片側を水につけて3日目のにんじん | 156.4g(-16.2%) |
片側を水につけて4日目のにんじん | 154.0g(-17.5%) |
片側だけをつけただけでは戻りは不十分だったので、次は全体を水に浸けてみることにします。まずはこちらも初日のにんじんです。
重さは160.6gです。これを野菜室でそのまま保存します。
こちらは5日たってしなびたにんじんです。
重さは122.0gで、初日の160.6gからは24.0%減少しています。
今度はこのように全体を水に浸けて、野菜室で1日置いておきます。
こちらは再生2日目ですが、すでに全体的にかなりハリが戻っています。
さらに再生3日目ではしっかりとハリが戻っています。
初日からの変化を並べてみるとこんな感じです。再生3日目で1日目と同じぐらいしっかりとハリが戻っているのがわかるかと思います。
ちなみに重さの方は再生2日目で148.9gで、初日の160.6gからは7.3%減にまで戻しています。
3日目では166.3gで、初日の160.6gからは逆に3.5%増となっています。
経過日数 | 重さ(増減率) |
---|---|
しなびれる前のにんじん | 160.6g |
しなびたにんじん | 122.0g(-24.0%) |
全体を水につけて2日目のにんじん | 148.9g(-7.3%) |
全体を水につけて3日目のにんじん | 166.3g(+3.5%) |
ちなみに再生法に失敗したにんじんと成功したにんじんを並べるとこんな感じです。先の方のハリが全然違うのがわかるかと思います。
今回の失敗談については以下の動画でも詳しく解説しているので、併せて参考にしてみてください。
今回はしなびたにんじんの再生の失敗談を取り上げました。片側だけつける方法だと、全体にまで水分がいきわたらず、十分に再生することはできませんでした。
一方全体を水に浸ける方法なら、しっかりとハリを取り戻すことができました。なので保存するなら全体を水に浸けて保存する方法をおすすめします。
しなびたにんじんの再生法に大失敗!この方法はやっちゃダメ、正しい復活法も解説! | |