HOME > しなびた野菜の復活方法 > しなびたオクラが元通りになるの?オクラの復活術、再生術を検証します
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オクラは水分が多く含まれていて、鮮度が落ちるのも早い野菜の一つです。日にちが経ったり上手に保存しないとしなびてしまいます。そこで今回はこうしたしなびたオクラを再びハリや固さのあるオクラに復活させる方法を紹介します。さらに実際に実践してみてその方法に本当に効果があるのかも検証していきます。
まずはこちらがしなびる前のオクラです。しっかりとハリと固さがあります。
こちらを冷蔵庫の野菜室でそのまま保存します。
こちらは冷蔵庫の野菜室でそのまま4日間ほど保存したものです。見てわかるほどにしなびています。触るとハリや固さも減っています。
初日のオクラと並べるとこんな感じです。左が初日のオクラで、右は4日経ったしなびたオクラです。色も少し黒っぽくなり、表面のツヤもなくなってきています。
重さをはかってみると1本目は6.0gです。
2本目は5.5gです。こちらが再生術、復活術でどのように変化するのかを見ていきましょう。
それではしなびたオクラを再生させる2つの方法を試してみることにします。まずはオクラ全体を水に浸けておきます。ただオクラは中に空洞があるのでそのままだと浮いてきてしまいます。
そこで十分に水を含ませたキッチンペーパーで包み、それごと水に浸けます。これで全体に水がいきわたります。これで一日置いておきます。
結果は以下の画像の通りです。全体にハリや固さが戻り、乾燥していた部分にもみずみずしさが戻ってきています。
しなびたものと比較するとこんな感じです。左はしなびたオクラで、右は全体を水に浸けて2日目のものです。色つやもよくなりハリも出てきているのがわかるかと思います。
重さは8.4gで当初の6.0gに対して40%も増えています。しっかりと水を吸収していることがわかります。
経過日数 | 重さ(増減率) |
---|---|
4日目のしなびたオクラ | 6.0g |
水につけて2日目のオクラ | 8.4g(+40%) |
もう一つはオクラのへた側上部をカットし、切り口を下にして容器に入れ、水を加え水に浸します。これで冷蔵庫の野菜室で保存しておきます。
ちなみに上部をカットしたオクラの重さは4.6gです。
1日たつとこちらもしっかりとハリや固さが戻り、乾燥していた個所もみずみずしさが戻ってきています。
しなびたものと比較するとこんな感じです。左はしなびたオクラで、右はカットした断面を水に浸けて2日目のものです。しっかりと水を吸収してふっくらとして、ハリもかなり改善しています。
重さは7.0gで、当初の4.6gからは52.1%も増加しています。上部をカットして断面を水につけておくことで、吸水効率も上がったようです。
ただ下の画像の様つけていた水にかなりとろみがついています。オクラからとろみ成分がかなり流出していることがわかります。水分の吸収率は高いのですが、とろみなどの成分も抜け出てしまうのも考え物です。
ちなみに全体を水に浸けて1日たったものと、カットした断面を水に浸けて1日たったものを並べるとこんな感じです。並べるとわかると思いますが、全体を水に浸けておいたものでもしっかりと水分を吸収して、ハリも戻り色つやもよくなっています。
なので再生法を実践するなら全体を水に浸けておく方法をおすすめします。
経過日数 | 重さ(増減率) |
---|---|
4日目のしなびたオクラ | 4.6g |
水につけて2日目のオクラ | 7.0g(+52.1%) |
ちなみにしなびたオクラ、しおれたオクラの再生法については以下の動画でも詳しく解説しているので、併せて参考にしてみてください。
オクラは上手に保存しないと鮮度が落ちてしなびて柔らかくなります。そこで保存法についても紹介します。オクラはキッチンペーパーで包んでからポリ袋に入れ、冷蔵庫の野菜室で保存します。こうすれば2週間は保存ができます。
他にも茹でてからまるごと、もしくはカットして冷凍用保存袋に入れ、冷凍保存すれば1か月は持ちます。保存方法について詳しくはオクラの保存方法と保存期間、長持ちのコツで解説しています。
ちなみに以下の動画では実際にキッチンペーパーで包んでポリ袋に入れて保存する方法の効果を検証しています。併せて参考にしてみてください。
まず購入段階で鮮度のいいものを選ぶのも、オクラをしおらせてしまわないためには重要です。そこでおいしくて鮮度のいいオクラを見分けるポイントを紹介します。ピーマンは緑色で色つやがいいもの、表面に産毛が均一に覆っているものがいいです。
またへたの切り口が変色していないもの、触ってみてハリがあるものも良品です。くわしくはおいしいオクラの見分け方・選び方でも解説しています。
以下ではオクラの見分け方・選び方をドアップの映像で動画で解説しているので、併せて参考にしてみてください。
今回はしなびたオクラを再生させる方法についてみていきました。オクラも日にちが足ったり、保存の仕方が悪いとしなびてしまいやすいので、しっかりと保存法を実践して保存しておくことが長持ちの秘訣です。
しなびてしまったオクラは水につけておくことで、もう一度ハリや固さを取り戻すことができます。水につける場合は、上部をカットして浸けると吸水効果が上がりますが、ぬめり成分も抜けやすくなるので、そのまま全体を水に浸けるといいです。こちらの方法でもしっかりと水分は吸収されます。