| | |
 | 重なったコップの外し方
| |
| | |
間の空気の層の圧力を上げる
ガラスのコップを重ねていると、外れなくなることがあります。
ガラスなのではずすのに力を入れすぎて、過って割ってしまっては一大事です。
そこで安全に取り外す方法を紹介します。
まずは重なったコップをお湯を張ったボウルの中に立てておきます。しばらくして取り出せば簡単に取り外すことができます。理由について説明します。まずコップとコップが密閉した状態で中の空気が冷やされると空気の圧力が低下し、コップ同士を引き付ける力が強くなります。そこで再び間の空気を温めてやることで空気の圧力が高まり、コップを引き付ける力が弱まるので重なったコップがするりと抜けるようになるわけです。
冬など寒い時期に暖かいお湯で食器類を洗い、重ねて乾燥させておいたところ、お椀やコップなどが重なって外れなくなってしまったという経験がある方もいるのではないでしょうか。これは乾燥中に中の空気が冷えて圧力が下がってしまうことが主な原因です。
■参考図
容器の膨張率を利用する
上記のやり方でも取れない場合は容器同士の膨張率を利用する方法もあります。まずは重なったコップをお湯を張ったボウルの中に立てておき、内側のコップの中には冷水を注ぎます。
こうすることで外側のコップはお湯により膨張し、内側のコップは冷水によって収縮するのでコップの間にすきまができ、するりとはずすことが出来ます。
■参考図
熱いお湯は避ける
ガラス製のコップ以外にも陶器や木製の食器などにも利用できる方法ですが、
お湯加減には注意が必要です。
ガラスや陶器の場合、熱伝導率が低いので急激に温めると表面は温められて膨張するのに対し、内部ではまだ十分に熱が伝わらないで膨張していない状態になるため、ゆがみが生じて割れることがあるからです。内側のコップは冷水でなく水にしてもいいでしょう。
中性洗剤を使う
上の方法は少し手間がかかるので、わりと手軽にできる方法を紹介します。
コップのすきまに中性洗剤を数滴たらしてすべりをよくしてはずすというものです。
※ 参考文献
その道のプロが教える〈裏ワザ〉特選!
この記事を書いた人

生活知恵袋
生活知恵袋の管理人で管理人の名前も生活知恵袋といいます。料理雑学研究家です。2002年より当サイトを運営。野菜を中心に食品に関する見分け方や保存方法などを、実際の検証とともに解説した記事を多数執筆。光熱費や水道代の節約、衣服や住まい、掃除に関する豆知識も紹介。
>> 詳しくはこちら
修繕編一覧
湿気編一覧
その他一覧